フル免許総額

フルビットではないとはいえフル免許となったので、総額でいくらかかったのか見てみることにしました。

各取得金額

私は、普通、大型二種、大型自動二輪を教習所、大特、大特二種、けん引二種を一発試験で取りました。

私が取得した順番に紹介していきます。

普通車

MTを合宿免許で取りました。

交通費や交付手数料込みで約29万5千円。

大特

一発試験3回分に交通費や交付手数料込みで約1万5千円。

大型二輪

こちらは教習所の通いで取りました。

交通費や交付手数料込みで約18万円。

大特二種

初めての二種だったので、学科試験を受ける必要がありました。

学科試験のための参考書代と一発試験2回分に交通費や交付手数料込みで約1万5千円。

けん引二種

練習場での練習5時間分に一発試験6回分、交通費や交付手数料込みで約7万円。

大型二種

これも通いの教習で取りました。

教習料金は、普通車持ちの料金から大特二種を持っていたので学科免除分が数万円引かれました。

交通費や交付手数料込みで約44万円。

総額

全部で約100万円でした。

おわりに

免許を取り始める前に見た記事で、フルビットには100万円くらいかかるとあり当時は高いと思いましたけど、結局100万円かかってました。

私はフルビットではないものの、いつ受かるか分からない試験を受け続けるのが嫌で教習所に通ったのでしょうがないですね。

大型二種免許

けん引を受験していて大型車両の運転に慣れた方が良いと感じたので、大型二種を教習で取ることにしました。大型二種にした理由は、どうせ取るなら一番上の免許という理由です。

クレヨンしんちゃんの映画、嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲でも運転してましたしね。
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大型二種

乗車人数が30人以上などの大型車両で旅客運転する場合に必要となります。

大型免許との違いは旅客出来るかどうかだけなのですが、教習車両がバスになります。聞いた話によると、取り回し的には大型免許の教習車両であるトラックよりホイールベースが短く後輪も1軸なため簡単だそうです。ただ、旅客する分クラッチのつなぎ方や急な加減速の有無等厳しく見られますが。

ちなみに、無料送迎等お金を取らないで運転する場合は、大型免許でもバスが運転できます。

さて、私が一発試験ではなく教習所で取ることにした理由は色々あるのですが、大きな3つを紹介します。

まず1つ目は、けん引の練習に行った時、課題のクリアの仕方は詳しく教えてもらえるものの、車両の取り回し方は時間の関係でしょうがあまり教えてもらえなかったので、教習所でじっくりそこから教えてもらいたかったから。

2つ目は、試験料が1万円弱し免許を取るまでに仮免と本免で最低でも2回(99%2回で終わらない)も一発試験で合格しないといけないうえに、本免試験を受けるためには路上で最低5時間は練習しないといけないのです。

そして3つ目。普通二種や中型二種を持っていない私は、本免試験を合格してもすぐに免許が貰えるわけでは無く、取得時講習を受けてからでないと免許が貰えないのです。当然、取得時講習にお金がかかり、数万円かかります。大特二種やけん引二種は、取得時講習を受けなくても取れます。

このため、私は教習所で取ることにしました。ただもちろん、その分お金はかかります。けん引で行った練習場の職員に大型二種は教習所で取ると言ったら、練習で取れば半分くらいのお金で済むのにと言われましたし、教習所でも、どうして一発試験にしなかったのと私が大特二種を持っているのを知った色んな教官から言われました。

一般職業訓練給付

一般職業訓練給付金とは、雇用保険に入っている人が受けられる補助金で、免許等を取得する際にかかった費用の2割。最大10万円が給付されます。

大型二種の教習にもこの給付金は貰えるのですが、貰える条件がいくつかあります。

給付金を初めて貰う場合は雇用保険に入っていた期間が1年以上。2回目以降は、前回貰ってから3年以上入っていることが必要。

まあこれは良いとして、実は、もう一つ条件があります。それは、教習が給付金の対象となっていること。私は、大型二種の教習は全て給付金の対象だと思っていたのですがそうではなく、所持免許によって対象となるかどうかは決まるそうです。

大特二種を持っていた私は受けることができませんでした。なので給付金を受けるつもりなら、自分が受けられるか教習所に確認した方が良いです。

教習内容

私は教習所で取ったので、課題のクリア方法については書きません。大体の課題はどこでも同じようにできますが、一部教習所特有の、この位置に教習所の何が来たらどうするのような普遍性の無いクリア方法が含まれているためです。なので、私が教習前に知りたかった何の課題があり、学科の授業は何があるのかだけを書きます。

学科

二種免許を何も持っていない人は、学科の免除は無しです。ただし、仮免学科の試験はありません。これは、仮免に一種と二種の区別が無いので、既に何らかの一種免許を持っていることからです。本免学科の試験は二種特有の問題があるため免除されず、一種の時と同様卒業後に免許センターで受けます。二種の学科試験の内容については私が受験した際の記事を参照

普通二種か中型二種を持っている人は、学科は全て免除されます。当然本免試験も免除です。

普通二種も中型二種も持っていないが、大特二種かけん引二種を持っている人は、学科の一部免除および試験免除です。免除されない学科は、第1段階で高齢者や障碍者の対応の1時間。第2段階で応急救護6時間と危険予測の1時間です。

仮免みきわめ

私が行った教習所では、1段階で卒業に必要な全ての課題の教習を受け、仮免みきわめも仮免試験の課題に無いものも含め全ての課題をクリアしないといけませんでした。全ての課題とは、

坂道発進、踏切、路端停止(バンパーにポールを合わせての停止、中扉をポールに合わせての停止)、S字、隘路(左右両方共)、後方間隔、縦列駐車、鋭角(左右両方共)

です。この順番は、教習の順番です。課題の詳しい説明は、課題のクリアの仕方を書いているサイトを参照してください。また、この教習所にはクランクが無い(敷地の都合上設置できない場合はS字での代用が認められている)のですが、普通はあります。

このみきわめは、できなかった課題をやり直すことができますが時間の問題でもう一回できない場合もあり、約半数の人がみきわめを1回で通ることができないようです。仮に1回目で通らなかった場合でも、次の時間に1回目でできなかった課題だけ通れば良いので2回でほぼ全員通るそうです。

この仮免みきわめが一番の難関で、これ以降の仮免試験や本免みきわめ、本免試験はこんなに落ちることは無いそうです。

仮免試験

仮免試験の課題は一発試験と同じで、

坂道発進、踏切、路端停止、中扉をポールに合わせての停止、S字、隘路(左右どちらか)

です。路端停止は、この教習所では両方やりましたが、普通はどちらかだけです。加えて前述の通り、普通はクランクもあります。

本免みきわめ

本免みきわめは仮免みきわめと違って特に課題とかは設定されておらず、普段の教習通りできていれば基本通ります。

本免試験

本免試験の課題も一発試験と同じで、

路上(中扉にポールを合わせての停止を3回含む)、後方間隔、鋭角(左右どちらか)、縦列駐車方向変換(左右どちらか)

です。この教習所では路上の後場内での課題で、路上で試験中止になった場合は場内での課題はできないのですが、路上で落ちる人は少ないようです。

合格率は8割程度らしいです。

私は、信号の変わり目に行くか行かないか迷って結局急ブレーキ(10点減点)してしまったのと、鋭角で右前輪を縁石にこすってしまった(5点減点)の減点だけでなんとか合格しました。

おわりに

教習時間は考えているより余裕がなくオーバーせず卒業できる人は3割程度だそうなので、ある程度オーバーを見越して日程や予算を考えた方が良いですね。私は幸いオーバーせずに済んだのですが、聞いた中では既定教習時間の倍くらいかかっている人もいるようです。

一発試験でけん引免許

大特の記事の最後にも言いましたが、ガールズ&パンツァーのキャラクターである麻子がけん引も持っていたので私もけん引も取ることにしました。
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けん引

けん引は、その名の通り車体がヘッドと呼ばれる運転席部とけん引されている荷台部に分かれている車両を運転するのに必要で、運転できる車両の大きさは所持免許によります。けん引以外に大特しか持っていないと、大特車でのけん引しかできません。

けん引免許は最初に取ることはできず、けん引と二輪以外。つまり、普通車系統か大特を持っていないと受験できません。

けん引での課題は、方向変換とS字だけですが、方向変換はただ方向変換できれば良い他の車両と違って、中に入って停止した際にヘッドと荷台が真っ直ぐになっている必要があります。

練習場

大特二種が合格してすぐ受けようと思ったものの、MTを運転したのは普通車の免許を取った数年前が最後でクラッチ操作も不安だし、方向変換がかなり難しいらしいということで練習場でちょっと練習してみることにしました。

免許を取る指導をしてくれる所は大きく分けて2種類あり、指定教習所(以下教習所)と俗に言う練習場です。

教習所はみなさんご存知の通り公認委員会から指定を受け、既定の教習をした後技能試験もその教習所で受け、免許センターでは技能試験免除で適性検査だけで免許を取ることができます。

練習場は、各人が好きな時間練習することができるだけで技能試験等は免許センターで受けなくてはなりません。ただし、その分教習所に比べ1時間当たりの教習料金は安く、自分のやりたい課題だけをずっと練習するなども可能です。練習自体は教習所でもやってくれる所があるらしいのですが、私が近くの教習所に幾つか聞いてみた中ではやってくれるという所はありませんでした。

練習

練習場は、昔よりだいぶ減ってきてしまっているみたいで、ちょっと遠い所にあった1つ行くことにしました。

そこは、好きな時間数を練習できるが入所料がかかるプランと、5時間パックで1時間当たりの教習料は変わらないが入所料がかからないプランがあり、せっかくなので5時間パックにしました。料金は37,500円。

練習は教習所でやる教習とは違うので1日に何時間でもでき、練習場が遠いので1日で5時間やることにしました。

1時間目

少しならし走行した後はずっと、直線道路を端から端までバックでした。

けん引は、自分ではハンドルをまっすぐにしていると思っても必ずヘッドと荷台が折れてしまいまっすぐバックできません。また、普通車などと同じようにハンドルを切ると逆方向に進んでいくので、そのことに慣れないといけません。これは、方向変換をする際に重要なことなのでこの特性を理解するために1時間みっちりやるようです。

2時間目

S字を少しやり、方向変換の右バックを練習しました。

左バックは右バックより楽なので、右バックを重点的に練習するということでした。

3~5時間目

主に方向変換を練習しつつ、少しS字の練習。

試験

5時間練習すれば十分だろうと思っていたが、実際やってみるとまず左折が全然できない。大型車の取り回しが全く身についておらず左折時に脱輪させてしまうことが多く、試験でもできる気がしない。また、なかなか回転数が下がらないのか3速から2速に入れることが全然できなかったので、5回くらいは受けることを覚悟していざ一発試験に。

1回目

深視力を何とかクリアし、待合室へ。今回は珍しく比較的楽な左バックでの方向変換だったので、このチャンスを逃すまいと気合を入れて乗車。

普通に発車し、最初の右折が迫ってきたので2速に下げようとすると、案の定2速に入らない。惰性で右折はできたが何とか2速に入れようと焦っていると、来てるよの声と共に突然の停車。見てみると、曲がった先での交差点で左からの通過車が。試験中止だから戻って言われ、課題を何一つすることなく早々に出発地点に戻ることに…

出発地点に戻る途中、もう一度3速から2速にしてみようと、今度はかなり速度を落として試してみたが、ガガガガと凄い音がして結局2速に入れることはかなわず。ついでに、落ちたからと左折時に適当に曲がってみたら、脱輪するからバックしてといわれるなどせっかくなので色々試してみました。

2回目

もう曲がる時に2速にしようなんてしないと誓って発車。何事もなく3速で曲がれ、方向変換へ。

今回はやはりいつもの右バックでの方向変換。練習で習ったようにハンドルを入る方とは逆に半分切り、ちょっとヘッドと荷台に角度がついたらハンドルを戻し、45度くらい角度がついたらハンドルを右に切り角度を維持しつつ…維持しつつ…と思っていると、前輪が前の縁石にかかり停止。その後、何度も同じようにやってみるも結局前の縁石にかかってしまい入れず試験中止。練習場ではこれでほぼ入れられたはずなんだけど...

出発地点に戻ると、みんなもっとゆっくりバックして調整しながら入っていくから、もっと半クラをうまく使ってとのアドバイスが。

方向変換もそうだが、左折やギアチェンジができないまま試験を受け続けても合格する未来が見えなかったので、大型二種の教習をまず受けてから3回目の挑戦をすることに。何故練習ではなく教習を受けることにしたのかは大型二種の記事を参照してください。

3回目

大型二種の教習を受けていて、大型車の取り回しに慣れてきたので再び受けることに。

1回目の試験から半年以上経っていたので、もう一度視力と深視力の検査をし待合室へ。

前日の夜、ネットで見た30度の角度を維持しながら入っていくというのを信じ実践してみたが、1回目は多少入ったもののおよそ方向変換できる状況ではなく、2回目も同様。3回目は入れたものの、ヘッドと荷台を真っ直ぐにしようとしたら前輪が前の縁石に引っかかってしまい、中途半端に入ったものだから出る際にちょっと操作ミスをして後輪を完全に脱輪させないといけない状態になってしまい試験中止。

試験官から、角度が浅い。45度くらいでやると良いとのアドバイスが。大特の時も騙され、ネットの言うことは信じないと決めたのにまた信じて…日和ってしまったばかりに…

4回目

まだ1度も方向変換に成功していないので、今回もできなかったらもう時間とお金の無駄だしけん引を取ることは諦めようと思って待合室へ。

今回は1回目と同じく珍しい簡単な左バック。これはと思いながら方向変換の場所へ。前回の試験官のアドバイス通り45度の角度にしてやってみると、なんと1発で入ったではないか。最後ミスって縁石に対しては斜めになったものの、ヘッドと荷台は真っ直ぐにできたので1発OK。

感動しながら右折で出ようと…と、ここで、後輪が脱輪しそう。どうしようもないのでえっちらおっちらバックし、何とか真っ直ぐの状態まで戻して右折成功。けん引は、普通にバックするのもハンドルをどっちに切ればどう曲がるかよく分かっていないので混乱して大変なので、なるべくバックはしたくない…

その後、左折する際、方向変換に行く前の右折で、癖でクラッチを切った状態の惰性で曲がるということをしたら怒られたため、速度は落とすもののなるべくクラッチを踏まないようにしていたらエンストしてしまい、限度ってものがあるかと反省。

そして、幾度となくある左折をかなりギリギリで曲がれ試験場で初めてのS字へ。S字は特に問題無いでしょと思っていたら、S字の途中で急に前に進まなくなってしまった。後輪は引っかからないようにずっと見ていたので、まさか前輪がと思い踏切から閉じる機会がなく開けっ放しの窓から顔を出して見てみると、確かに引っかかっているような気がしないでもない。けん引車の前輪は自分の下あたりにあるが、大型二種の教習で使うバスは前輪が自分よりも更に後ろにありその感覚でいたため引っかかったようだ。仕方ないのでちょっとバックし、後は問題無くS字通過。

方向変換、S字をクリアし後は出発地点に戻るだけど晴れ晴れした気分でいると、試験官からの、ここはどういう所?の声が。ハッとして周りを見ると、どう見ても見通しの悪い交差点。最徐行で通過しなければならない交差点を普通に通過したことに気づいて、絶望のどん底のまま出発地点へ。

出発地点に戻ると、左折はもうちょっと間を空けて通ると良いねって言葉の後、あれさえなければ合格だったのにって言葉が。

大特でも一度、見通しの悪い交差点を普通に通過する失敗をしたことがあるので、S字の後に見通しの悪い交差点があるからS字が終わっても気を抜かないで通ろうと試験前には考えていたのに、初めて最後まで完走できる喜びからすっかり忘れてしまっていた…

最大のチャンスを簡単な、したことのある分かっていたミスで不意にしたことで意気消沈し、暫く後悔の念で何も考えられないでいたが、合格する未来が見えたということで良しとすることにした。

5回目

前回はもう合格したと言っても過言ではないような感じだったので、今回で受かるかもと思いながら乗車。

一度できてコツを掴んだので、方向変換は難なくクリア。しかしその後の指示速度で問題が。

大型二種の教習では3速で40km/hが出る車両に乗っていたので何も考えず3速で走っていたら、40km/hが出ない。慌てて4速に入れて40km/h出したころにはもうカーブに差し掛かってしまいそうな場所。焦ったままブレーキを踏んでしまい、急ブレーキに。10点減点...

この10点だけならまだ何とかなると走行を続け、前回同様左折をギリギリな状態でクリアしながらS字へ。

前回S字は1回脱輪したとはいえ比較的スムーズに行けたので心配していなかったが、まずS字に入る際左後輪の脱輪を気にし過ぎて前に出すぎ、前輪が脱輪。1回切り返して何とか入れたものの、今度は前回前輪を脱輪したことを気にしすぎヘッドを縁石上まで行かせることが出来ず後輪が脱輪。2回目の切り返しの後は何とかスムーズに出口まで行けたものの、ここで試験中止だから出発点までと言われる。

減点超過するほど減点されてないと思うけど...と思っていると、よく確認できてはいるけど巻き込み確認ができてないところがあったとの事。

6回目

急ブレーキとS字さえ気を付ければ合格できるはず。大丈夫。と自分を奮い立たせ乗車。

出発地点からの合流、いつもなら試験官が左だよって言ってくれるが今回は言ってくれず左合図か右合図か迷ってしまったので、左ですよねと聞いたら、試験場はずっと左だよとの返答が。恐らく試験官は、合流した先が二車線のためどっちを走るべきか聞いていると思ったのだろう。そうじゃないうえにそんな当たり前の事聞いてくる初心者って思われていきなり心証が悪くなってしまった。

更に、最初の課題である方向変換。入ったのは良いもののヘッドを起こすのが遅れてしまい、駐車スペースに対して40度くらいの角度が付いた状態で停止。ヘッドと荷台はまっすぐだし前後輪も脱輪しておらず減点は無いものの、心証最悪。今回もダメかも...と思うものの、まだ減点は0なので気を抜かずに頑張ることに。

早めに4速にし、指示速度を余裕をもって出しスムーズに減速。左折も、今までギリギリになっていたのは対向車線に出て逆走を取られてはいけないと思っていたからだが、大型二種の教習で教官が私がけん引を受けていることを話した際に、けん引は中央線を踏まなければ良いって言っていたのを思い出し、ヘッドを前輪が中央線を踏まない程度には出すようにしたところ余裕を持って曲がれ、減点もされませんでした。ついでに言うと、左折の寄せに関してはけん引は縁石から1m以内なら良いので、特に気にする必要はないと思います。

S字も前回と前々回の失敗を生かし丁度いい具合に進むことができ、4回目の時に失敗した見通しの悪い交差点もしっかり徐行し出発地点へ。

合格したと思いながら停止し、駐車措置の際にも何も言われないので合格を確信。喜びと下車で減点されないよう最後まで気を抜いてはいけないとの緊張で頭が真っ白になり、ドアロックの場所をど忘れしそれっぽい窓の開閉ボタンを操作してしまったりしたが何とか下車。助手席側に回り、免許証を渡されOKだから待合室で待っていてと言われる。

そして...
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実は、準中型免許が新設された関係で、けん引一種の欄がけん引二種の欄と統合されてしまったのです。それなら、どうせ点数しか変わらないしと二種を受けていたのです。合格後試験官と手続きに向かう際にも、俺の所持免許から免許マニアだと思ったのか試験官に、いきなり二種で良かったの?まあ、一種と欄が一緒だからねと言ってきました。

ちなみにけん引二種は、けん引一種か他の二種免許を持っていないの受けられないので注意してください。

後、けん引二種はヘッドと荷台を真っ直ぐにするだけじゃなくて縁石とも平行にしないといけないと言っている人がいましたが、前述の通りそんなことはありませんでした。

普通車しか持っていない人へのアドバイス

けん引は大型車両で普通車しか運転したことない人には運転の仕方が大分異なり慣れるまで大変なので、何かしらの大型車両の免許を取ってからけん引を取ることをお勧めします。大型車両の運転に慣れていれば、わざわざ練習に行く必要も無いと思います。

もし、それでも大型車両の運転はしたことないけどけん引を先に取るという人のために、一応私が感じた普通車との違いをまとめておきます。

発進時のギアが1速ではなく2速なのは良いとして、発車したらすぐ3速にし、右左折時もそのままギアは変化させずに曲がります。普通車の感覚で、右左折時にギアを2速に下げようとすると痛い目を見ます。S字も3速のまま半クラで問題ありません。4速から3速へは問題無くできます。

普通車ではアクセルを踏まずにクラッチを上げるとまずエンストしますが、大型車両ではエンストしません。逆に、ゆっくり進みたいS字や方向変換のバック時の半クラで、アクセルをちょっとでも踏んでるとスピードが速くなってしまうので踏むべきではないです。私はエンストするのが怖くて最初のうちはアクセルを踏んでしまい、スピードが速すぎと何度も言われてしまいました。

次に、サイドミラーを見ることの大切さです。普通車では、大して見ることのないサイドミラーですが、左折時(方向変換から右折で出る時も)やS字はサイドミラーで後輪と縁石の位置を常に確認し、ハンドルを切るタイミングを模索します。普通車と違って後輪が見えるので、車体感覚がついているならまだしもついていない場合は、後輪が脱輪せず曲がれる位置に来るまでサイドミラーで確認してハンドルを切るべきです。それが出来ていれば、脱輪が怖くて対向車線に大きくはみ出しながら曲がるなんてことも無いと思います。

最後に、前輪は自分の下かそのちょっと後ろにあるので、車体前部が縁石の上になっても問題無いという意識を持つことです。私も初めはなかなか車体前部を縁石の上まで持っていくことができませんでしたが、その恐怖を克服して持っていけるようになれば、多少は余裕をもってS字を通過できると思います。まあ、4回目のように持っていき過ぎてもいけませんが。

おわりに

大型二種は教習所で取るので、免許センターで試験受けるのもこれで終わり。試験は地味にストレスだったので、もう試験を受けなくて良いと思うと解放感が凄まじい。フルビットにするために一発試験を受けまくっている人のメンタルの強さには尊敬の念を禁じ得ません。

簿記2級

以前受けた日商簿記3級は簡単だったので、ここからが実用的と言われる日商簿記2級も受けてみることにしました。

受験1回目

簿記2級は、3級の時の商業簿記に加え工業簿記も入り単純に考えて勉強量が倍になるので、3級の時の倍の勉強をしようと思っていました。

まず、3級の時は学習サイトを使って勉強していたので2級用の学習サイトを探したのですが、残念ながら見つからず、テキストを買うことに。

3級の時はテキストに書いてあることが分からなかったけど基礎が多少なりとも分かってきた今なら理解できるだろうと、3級の時にも買ったTAC出版のテキストと問題集です。

ここまでが試験2ヶ月前の話。

さて、買ったし勉強しようと思いながら、なんだかんだ勉強する気が起こらないままいつの間にか3週間前に。

それ以降は、いい加減やらないと思い何とかやるものの、ペースは2日に1回30分程度。テキスト2冊を一通り読み終わったのは、なんと試験3日前。

結局、1回ネットにあった模擬試験を解き、ぼろぼろの点数のまま試験場へ…

3級の時は女性の方が多かったですが、今回は5分か男性がちょっと多いくらい。空席が目立っていたのには驚きました。

3級では1時間で解き終わっていたが、今回は試験時間の2時間を丸々使っても解き終わらず、結果は当然ながら不合格。点数は問1から各20点満点でそれぞれ、8, 12, 4, 4, 20で合計48点。70点以上で合格なので、22点も足りない…

受験2回目

次の第149回の試験からは試験範囲が広がるので、今回の試験で絶対受かろうと1ヶ月前から勉強を始めようと思っているうちに3週間前に。

商業簿記、工業簿記のテキストをそれぞれ1週間で最低1周、最後の1週間は問題演習をしようと計画しました。

問題演習は、やはり実践形式が一番だが最近試験範囲が変更されているということもあって、過去問ではなく予想問題集を買いました。

この予想問題集は今回の試験用の私が使用したものなので、自分が受ける回の問題集を購入するべきです。また予想問題集はもちろん、テキストも試験範囲の変更などで改定されることがあるのでちゃんと最新のものかチェックして購入した方が良いです。

さて、最低テキストを1周と計画したものの、予想通りテキスト1周するのが精一杯でした。加えて、試験直前1週間は仕事が忙しくあまり勉強時間が取れず、何とか予想問題集にある予想問題4回分は解くことができたものの、勉強できない日もありました。

しかし予想問題集の学習効果は抜群で、解き方や抜けを確認できるうえに4回分あるので全体を網羅することができる。

そんなこんなで試験日。予想問題集を解いた結果はどれも合計30点前後と散々だったので不安だったが、解き直して解き方や抜けを確認したので大丈夫だと信じて試験開始。

1回目の時は試験時間中に解き終わらなかったが、今回は1時間ちょいで解き終わったので拍子抜け。

結果は、合格。点数は問1から各20点満点でそれぞれ、12, 14, 4, 20, 20で合計70点の合格ラインギリギリ。

ギリギリで合格しようと思うなら、やっぱり簡単で点数の取りやすい工業簿記を確実に取り、問1, 2でどれだけ取れるかと言う感じでしょうか。まあ、もっとちゃんと勉強して余裕で合格するのが一番だけれど。

危険物取扱者甲種

乙3を受けてからすぐに甲種を受験しようかと思っていたのですが、勉強するのが面倒臭くなってしまいずるずると先延ばしにしてしまっていました。そんな折、毒物劇物取扱者試験を受けることにしたので、ついでに受験申込みをしました。

勉強

甲種と言っても乙種と内容が変わるわけではなく、ただ法令での指定数量の計算や性質・消化が全類分出題されるというだけなので、参考書は、乙4を受けた時に使ったものと、乙3,5,6を受けた時に使った2冊を使いました。

はじめての乙4類危険物試験 (なるほどナットク!)

はじめての乙4類危険物試験 (なるほどナットク!)

わかりやすい! 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 104)

わかりやすい! 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 104)

乙4も勉強は1ヶ月前から始めたので本当は1ヶ月前から始めたかったのですが、やる気が起こらず結局試験10日前から始めることに。と言っても、10日前も寝る直前までやる気が起こらず全然勉強できていないので、実質9日前からです。

物理・化学は既存の知識で対応できると信じて、5日前まではとりあえず法令と性質・消化を最低1周するようにしていました。

5日前からは、乙4の記事でも紹介した甲種・乙種4類危険物取扱者試験対策サイトに甲種の模擬試験が5回分載っているので、5日前から平均で1日1回分ずつやっていきました。平均でというのは、もちろんやる気が起こらずやらなかった日があるからです。しかもそのやらなかった日は2日前で、1日前に何とか2回分やる救えなさ。

この5日間も本当は参考書を最低1周するようにしたかったのですが、当然やる気が起こらないので結局しませんでした。

試験

こんな全然勉強したとは言えないうえに、模擬試験は5回中2回しか合格基準に達せていない状態で試験に臨みました。

試験場では空席が目立ったのですが、申し込みしておいて受けないのはどういう理由なんでしょうかね。少人数ならまだしも、結構な人数の欠席者がいましたし。

そんなこんなで試験開始。試験内容は、模擬試験にあった問題と毛色の違う問題や悩ましい問題もそこそこあったものの、そのままの問題も何問も出ており、一通り解き終わった後の感想は、何とか受かったかなという感じでした。

35分ほどで一通り解き終わりましたが、見直しをして1時間ほどで退室しました。

結果は、
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乙4の時は3科目中2科目が合格基準である60%とギリギリだったので今回もギリギリかと思いましたが、法令が満点などそこそこ余裕がありました。

合格率は3割台なうえに勉強を全然していなかったのでどうなるかと思っていましたが、大丈夫でしたね。

最低限勉強すべきこと

勝てば官軍。全然勉強していない私が書くのもおこがましいですが、今回私が試験を受けて感じたことを幾つか。

これは法令以外の全部にも言えるのですが、法令を勉強するにはまず模擬試験をやって、何をどの程度のレベルまで覚えなければならないかを感じて、全部覚えようとせず大事そうなところだけしっかり押さえて後は雰囲気が分かれば大丈夫です。

物理・化学は、計算問題含め乙種より難しめになっているので、特に化学について不安があるならちゃんと勉強することをお勧めします。

甲種は、性質・消化で全類分勉強しなくちゃならないので大変だと思っていましたが、全類それぞれの共通する主な性状と、出てきた物質が第何類に属するのかが分かるようしっかり把握しておけば何とかなります。

おわりに

1回で甲種に受かってほっと一安心。

最初に乙4を受けようと思ったのがもう7年近く前で、乙4に受かってから1年以上経ってようやく甲種までたどり着けてちょっと感慨深いですね。また、1年ちょっと前に乙4を再び受ける決心をしてから一度も躓くことなく甲種までこれたのも良かったです。

ようやく7年近く俺を見続けてきた乙4の参考書から解放される...

毒物劇物取扱者試験

せっかく危険物取扱者を取っているのだから、同じような毒物劇物取扱者も取ろうかなと思いノリと勢いで申し込みをしました。

毒物劇物取扱者試験

毒物や劇物を取り扱う製造所や販売所などには毒物劇物取扱責任者を置かなければならず、その責任者には薬剤師か指定された学校で応用化学系を学んだ者。または毒物劇物取扱者試験に合格した者がなれます。

毒物劇物取扱者試験は、一般と農業用と特定品目の3種類があり、農業用と特定品目はそれぞれ指定された毒物劇物のみを扱う販売所などでのみ責任者になれ、一般はその制限がありません。今回私は一般を受けました。

毒物劇物取扱者試験は全国共通の試験日や問題ではなくそれぞれの都道府県で年1回行われ、試験日や問題はおろか問題数や果ては受験料まで異なります。

と言っても、さすがに受験料は多少違うとはいえ1万円強なのは同じです。

ただ、問題内容や難易度は全く異なるので、勉強を始める前に確認しておくべきです。申し込み前に各都道府県で見比べて、自分が一番取りやすいと思う都道府県で受けるのも良いと思います。私はノリと勢いで申し込んだので、都道府県で問題がこんなに異なるとは知りませんでしたが...

こんなに問題内容や難易度が違うのに全国共通の資格として良いのかと思わなくもないですが、合格基準も違うようですし、よく考えたら都道府県ごとや受験日によって難易度が異なる国家資格に心当たりがあるので、良いのでしょう。

勉強

前述の通り都道府県ごとに試験内容が異なるので、この話は私が受けた都道府県では使えるというだけで、恐らく他の都道府県では役に立たないので話半分に読んでください。

私は、とりあえず参考書をと思い本屋さんで何冊か見比べた結果、この本を買いました。

完全攻略! ここが出る! 毒物劇物取扱者試験テキスト&問題集

完全攻略! ここが出る! 毒物劇物取扱者試験テキスト&問題集

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2017/07/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
この本はそれぞれの毒物劇物ごとの他にも、頻出の毒性や貯蔵方法でまとめられており、また、赤との二色刷りで視覚的にも分かりやすかったです。

よく下記の本が勧められていたり使ったという話を見ますが、私にとってはごちゃごちゃしていて分かりづらかったです。

毒物劇物取扱者合格教本

毒物劇物取扱者合格教本

まあどっちにしろ、一度自分で本屋に行っていくつか見比べてみて自分が分かりやすい本を買うべきですね。

さて勉強ですが、本の厚さに圧倒され勉強しなくちゃと思いつつも色々忙しく、結局5日前から始めました。

勉強を始めるにあたって本をパラっと見て分かったのは、勉強しなくちゃならない部分はかなり少ないということです。

試験は大きく分けて、法規、基礎化学、毒物劇物があります。正確には筆記で法規、基礎化学、毒物劇物の性質、実地で毒物劇物の取扱いという4分類なのですが、実地と言っても試験時間中に筆記と同じようにマークで、内容も筆記の毒物劇物の性質と同じようなものなので勉強する際の区分としては3つで大丈夫です。

法規は、量が少ないので一読か二読して、後は過去問をやって間違ったところを確認していくので良いと思います。

基礎化学は、私は大学受験の時に勉強したことをまだ覚えていたので勉強しませんでした。ただ、本当に基本的なことしか出ないので忘れてしまっていても心配はいらないと思います。

毒物劇物の取扱いですが、私は、毒物劇物ごとに毒物や貯蔵法を覚えようとすると参考書では50ページ弱あり結局試験に出ないのに覚えなくちゃならない無駄な部分が大量にあり効率が良くないので、毒物や貯蔵法ごとにまとめてあるページのみを覚えることにしました。

このまとめてあるページは、毒物や貯蔵法それぞれの項目で頻出の毒物劇物がまとめられているので12ページで済み、毒物劇物と性質が一対多ではなく一対一なので覚えやすかったです。さらに、この12ページは30分かからず1周できるので、この1周やったらみたいにダラダラしないで済みます。と言っても、5分も経たずに集中力が切れてしまう私なのでそう上手くはいきませんでしたが...

法規は最初の1日だけ、基礎化学は勉強しませんでしたが、毒物劇物だけは5日間毎日2周はしました。

過去問は都道府県のHPに過去問が3年分あったので、3日前から1日1年ずつやりました。過去問から似た問題はもちろん、全く同じ問題もよく出るので絶対にやった方が良いと思います。

勉強時間としては、1日に過去問を解く時間も含めて2時間程度です。なので、試験前の5日間と試験当日も含め計12時間程度でしょうか。

試験

試験時間は2時間でしたが、20分で解き終わり、見直しをして40分で帰りました。

解き終わったと言っても、やはり毒物劇物では覚えていない知らないことも多かったです。しかし、毒物劇物の良いところは、知らないものでも名前からある程度予測がつけられるということです。

例えばクロロなんちゃらというものならClが入っていることは明らかで、Cl系が入っている他のものと性質も似ていることが多いので、知っているCl系のものと似ている選択肢を選べばいいのです。

結果は合格です。

ノリと勢いで申し込んで参考書の厚さを見た時はどうしようかとも思いましたが、1万円を無駄にせずに済んで良かったです。

また開示結果は、法規と基礎化学が満点。毒物劇物の性質と実地が各9割と予想外の高得点で驚きました。

難易度としては、覚えなければならない毒物劇物の量が多いとはいえ法規を覚える量がその分少ないので、乙4(危険物取扱者乙種第4類)と同程度でしょうか。

第一級小型船舶

グリザイアシリーズのとあるワンシーンで、

このような話が出てきました。

普通自動車も普通二輪もそれ自体は持っていないけれど、持っている準中型と大型二輪に内包されているので良いとして、一級小型船舶は持っていなかったので、取ることにしました。

小型船舶免許

種類

小型船舶免許は、大きく分けて3種類あります。1,2級と特殊です。

1,2級は水上バイクを除く20トンまたは24m未満の船を、2級は海岸から5海里(9.26km)まで。1級は条件付きだが距離の制限無く操縦することができます。

特殊は水上オートバイを操縦するための免許です。また、先ほどの画像で出てきた特定操縦とは別物で、特定操縦については後述します。

取得方法

小型船舶の免許は、車と同じく教習所に通って取るか、試験場に行って試験を受けるかの2通りあります。

ちなみに教習所で取ると、車のように学科は試験場に行ってなどということもなく、全て教習所で済みます。免許の申請も教習所がやってくれます。

船はもちろんそれに類するものの操縦もしたことないのに試験を受けに行くのは無謀なうえ、1級だと受験料が1回3万円弱もするので、教習所には試験を受けるための練習用プランがあって試験免除になるプランより若干安いとはいえ、学科自体も車の学科とは違い一般常識ではないということもあり、試験料や試験に落ちて再度試験を受ける確率を考えると、試験免除になる教習を受けた方が良いと思いそうしました。

試験免除教習の1級の相場としては、13万前後。試験場で受けるための練習プランは、学科と実技の講習両方や学科は独学で実技のみ講習など様々あり値段もまちまちですが、学科と実技両方の場合は10万前後、実技のみは7万前後でしょうか。

教習

以下は全て私が教習を受けた所の話であり、教習所によって違うかもしれません。

教習は、一般科目2日、上級科目2日、実技1日で行われ、それぞれの最終日の最後に試験があり、結果は当日中に出ます。

一般科目と上級科目と実技は並行して行うことができ、学科は車の教習のように学科予定表と自分の予定を照らし合わせて受けられる時に受け、実技はほぼ毎日やっているので好きな時に受けます。

私は、一般科目1日目、実技、一般科目2日目、上級科目2日間の順番で受けました。

実技は、学科の前後どちらでも良いと思います。実技を先に受けるとその経験が学科で役立ち、学科を先に受けるとその知識が実技で役立ちます。

教習生の年齢の平均は35から40歳くらいでしょうか。長期休み以外は年齢層が平均より高め、長期休み中は平均より低めの人が多い印象でした。

学科

テキストと問題集が配られ、授業は、テキストで学び問題集でピックアップした問題で確認の繰り返しで進みます。

学科の試験は全問4択で問題番号ごとに出る問題の種類が決まっており、教習所や試験日の多い国家試験によくある過去問の使いまわしです。というわけで、問題集には試験問題がすべて載っています。各問題番号につき約20問載っており、そこから各問題番号ごとにランダムで出るというわけなんですね。なので問題集を全部やれば学科試験は問題ありません。

一般科目の試験は、心得12問、交通の方法14問、運航で24問の計50問あり、各分野5割以上と計33問以上の正解で合格です。試験時間は70分。

私は、問題集を全部やるようなやる気はなかったのでやらなかったのですが、問題に出る部分は全て授業で教わり類題も確認しているので大丈夫です。教習前に感じてた試験問題の不安は杞憂で、常識で考えればわかる問題が多く簡単でしたしね。

私が受けた時は26人受けて全員受かっていました。

一応書くと、私は試験開始10分で終わり、試験開始20分で途中退出が可能となるのでそれまでもう一度見直し、帰りました。結果は、心得と交通の方法が満点。運航が2問間違いでした。

上級科目の試験は、海図や天気の問題が出る上級運航Ⅰが8問、エンジンなどの機械の問題が出る上級運航Ⅱが6問の計14問あり、合格基準と試験時間は一般科目と同じ、各分野5割以上と計10問以上の正解で合格です。試験時間は70分です。

内容も、一般科目より多少細かくなるとは言え一般科目同様に常識で考えればわかる問題も多く、授業では問題を中心にやっていくので何も心配はありません。合格率も、一般科目より若干低くなるけど95%前後だと講師は言っていました。

ただ、私が受けた時は15人受けて12人しか受かっていませんでしたけど…

私は、地図に線を引いたりする海図の問題は時間がかかるので後回しにしそれ以外の問題を10分で終わらせ、海図の問題を20分で解き、その後に用事があったので見直しもそこそこに帰りました。結果は、3問ある海図で1問間違えていましたが、それ以外はあっていました。

ちなみに試験に落ちた場合ですが、授業の後にやっているとはいえ試験に落ちても試験だけ受けなおすことができます。授業は受けずに試験開始前に来るんですね。お金は試験料として5000円以上かかりますが。

実技

実技は、1級2級共に同じ内容です。

1艘で1人で教習を受ける場合は4時間。2人で教習を受ける場合は8時間です。覚えることがそこそこあるので、2人の場合は覚える機会が倍になって良いかもしれません。大抵2人でしょうけど。

小型船舶は、何かするたびに声出しの安全確認をすることから、フォークリフトの教習の事を思い出しました。

試験は、取扱い、基本操縦、応用操縦でそれぞれに様々な課題があり(と言っても、発進、停止など基本的なことも多く課題に含まれている)、で6割以上、合計で7割以上で合格です。

確認事項を覚えることが少々面倒くさいが、操縦自体はとても簡単なので心配することは無いと思います。

また、私と一緒に受けた方は、安全確認をしなかったり間違っていることが多々あったうえ、応用操縦の課題の一つである人命救助を2回失敗(人命救助だけは1回失敗してももう一度できる)して結局救助できなかったが、合格していましたし。

特定操縦

特定操縦免許も小型船舶免許の一種ですが、これは車で言う二種免許です。お金をもらってお客さんを船に乗せて操縦する場合に必要です。

ただしこれは、試験もなく1日講習を受講するだけで取れます。料金は1万円強で、免許申請費用などもろもろ合わせると2万円弱です。

取ろうかとも思ったのですが、ただ講習を受けるだけで何も面白いことはなさそうなので、取らないことにしました。こういう免許を取るのは、取る過程で運転や操縦できるから取っているだけですし。

小型船舶なんて使う機会が無いだろうし失効させる気満々(小型船舶免許は車と違い、失効しても失効再交付講習を受ければいつでも復活できる)だったのですが、失効前に特操の講習を受ければ期限が更新されるのでその時に受けても良いですしね。

おわりに

はいふり見直していたら、明乃たちが乗っているスキッパーとは違うのだろうけど、水上バイクに乗りたくなってしまった。

お金が無限にあれば…

戦車の免許と小型船舶免許を手に入れたので