3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)

今の時代、ただ働いているだけじゃあまりお金を貯めることはできないので、少しでも貯められるよう知識を身につけるために受験することにしました。
本当は2級を受けたかったのですが、2級には受験資格が必要で私が2級を受けるには3級に合格するしかなかったので、3級から受験することに。

3級ファイナンシャル・プランニング技能士

3級ファイナンシャル・プランニング技能士なんて仰々しい名称ですが、一般的にはファイナンシャルプランナー3級(以下FP3級)と言われているものです。

FP3級は学科試験と実技試験があり、両方に合格する必要があります。

学科試験と実技試験は同日に行われており一度に受験も可能ですが、どちらかのみを受験することも可能です。
これは、学科試験と実技試験を一度に合格する必要はないのが理由で、どちらかを合格した場合その試験は合格した試験実施日の翌々年度末まで免除となります。

試験は例年1,5,9月の年3回行われています。

FP3級は2つの団体が試験を行っており、学科試験は共通ですが実技試験は試験範囲や問題等が異なっております。

学科試験

2時間で〇×の2択問題が30問。3択問題が30問の計60問を解きます。
合格基準は6割の36問正解で合格です。

試験範囲としては、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継であり1,2級と同じですが、選択肢の数が少なかったり問われている内容の難易度が違います。

実技試験

実技試験と言っても、学科試験と同じくマーク形式で全問3択です。

試験範囲や問題等は、前述したとおり団体によって異なっています。
一般社団法人金融財政事情研究会(以下きんざい)が個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務の2種類、特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下FP協会)が資産設計提案業務の1種類の計3種類あります。

どちらで受けても時間は1時間ですが、問題数と合格基準は、きんざいが15問で50点満点中30点。FP協会が20問で100点満点中60点です。

出題範囲はきんざいの方が狭いですがその分難しい問題も出ています。

どちらを受験するか、どの種類の受験をするかは、自分が深く勉強したい分野や問題の相性等を勘案してきめるのが良いでしょう。

勉強

参考書はみんなが欲しかった! FPの教科書を使用しました。

理由は、家の近くの図書館にFP3級の参考書がこれだけあったからです。
資格試験の参考書は基本的に図書館には無いのですが、それだけFP3級は受けられているということでしょうか。
ちなみに、FP2級の参考書はありませんでした。

いつから勉強を始めようか軽く勉強時間に関して調べたところ、1週間くらいで受かるという意見や日商簿記3級と同じかそれより簡単という意見がありました。
なので余裕を見て2週間前から始めようと思ったのですが、予約待ちしていた参考書が想定より早く借りることになってしまい図書館に参考書を返さなければいけないので3週間前から勉強を始めることにしました。

参考書はFP3級の試験範囲に沿って6章に分かれており、1章1時間ほどで読めたので1日に1章ずつ読み進めとりあえず1周しました。

FP3級ドットコムという過去問と解説を無料で公開しているサイトを用いて解いてみたところ、余裕で合格できそうでしたので、それ以降は勉強したことを忘れない程度になるべく毎日過去問を解くようにしました。
早く勉強を始めると勉強したことを忘れないようにするのが大変なので、なるべく勉強開始を試験日に近くしたいんですよね。

1日に少ししか問題を解かないのでランダムに問題が出るようにしていたのですが、試験前3日間は毎日1回分を解くようにして時間配分等を確認しました。

試験

想定より遠い場所で受けることになり、試験開始も早いため朝早く起きなければならず大変でした。

私の受験した会場はFP協会もきんざいもどちらも使用しているようで、受験生が想像より多かったです。

午前の学科試験が始まり解いていくと、初めの方の〇×問題が過去問にないような問題が多く、分からない問題が続いて少し焦ってしまいました。
20分ほどで解き終わり最終的には分からなかった問題は3割ほどと合格には問題なく一安心でしたが、twitterでも難しかったと言っている人が多かったです。

昼休みに解答速報で自己採点し、52/60で余裕で6割を超えており一安心。
ちなみに、学科試験は2時間ですが大半の人は1時間以内に解き終わり1時間後の途中退出が可能になった際に退出します。
また、FP試験は昼休みが1時間半と昼休みが長めなので、2時間半ほど暇になるため暇つぶしの方法を考えておいた方が良いです。(勉強していれば良いだけかもしれませんが)

午後の実技試験は過去問と大差ない問題で、20分ほどで解き終わり合格は確信できました。
解答速報の自己採点では19/20。

マークミスしていないか不安な日々を過ごし、合格発表日に確認すると無事合格でした。

おわりに

難易度としては、参考書を1周すれば十分合格可能だと思います。
6時間もあれば参考書は1周できますので、最悪一夜漬けも可能です。

よく比較される簿記3級は択一問題ではないので参考書を読むだけでは合格は難しいため、FP3級の方が断然簡単です。
個人的には運転免許の学科試験よりちょっと難しい程度に近いと感じました。

ただFP3級の資格自体に特に価値は無いと思いますが、取得するための勉強は今まで取得した資格の中で一番ためになると感じました。

正直、このレベルなら実生活でも必要な知識ですし高校の経済の授業で必修にしても良いのではと感じます。