応用情報技術者試験

就活で失敗してIT業界に行くことになってしまったので、今後の転職を考えて暇な学生のうちに情報処理技術者の資格でも取っておこうと思い取ることにしました。

情報処理技術者

情報処理技術者試験の区分は、HPの試験区分一覧のページに分かりやすい表が乗っています。
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本来なら基本情報技術者試験から受けていくべきなのでしょうが、基本情報技術者試験応用情報技術者試験も午前問題はほぼ同じで午後問題の問題形態が違うだけという話を聞いたので、それならと応用情報から受けることにしました。

応用情報技術者試験

4月と10月の第3日曜日の年2回行われており、試験は午前と午後それぞれ2時間半です。

午前は四択が80問。午後は午前の知識を活かした実践的な内容を択一だけでなく10~40字程度の記述でも解答しなければなりません。分野別に大問11問が用意されていて、必答である情報セキュリティ分野1問を含む5問を選んで解答します。

午前と午後それぞれで6割以上で合格です。

勉強

幾つかの参考書を見比べたのですが、文章でも詳しく説明されいるだけでなくカラーの図で分かりやすく頭にすっと入ってくる構成になっていたので、TACのニュースペックテキストに決めました。

合格率も20%強で難しいとの噂を聞いて不安だったので2ヶ月半前から始めることにしました。

600ページある参考書を毎日のように1時間ずつくらい読み進め、2週間かけてなんとか1周した後過去問をやってみたところ、午前で8割以上。午後は記述があるため正確な採点はできませんが6割は取れそうな感じだったので拍子抜けしてしまいました。

午前は常識だけでも6割は取れそう。午後は、常識に加えて問題文をよく読むことができれば6割は取れそうな感じで、ノー勉でも合格できるって言う人の気持ちが少し分かりました。

あんまり早く勉強を始めると途中でだらけたり最初の方に覚えたことを忘れてしまうので、せめて1ヶ月半前くらいから勉強すれば良かったと後悔。

それ以降は適当に参考書を見返したり過去問を解いたりと、せっかく覚えたことを忘れないよう苦心する日々だったが、結局2週間前頃からは集中力も切れ勉強時間がほぼ0に...

過去問に関しては、わざわざ過去問題集を買わなくても応用情報技術者試験ドットコムのサイトに過去問と解説が掲載されているので、このサイトで十分だと思います。

試験

早く申し込むと近い場所になるという噂を信じて早めに申し込んだところ実際に近かったので一安心。

着いてびっくり。来てる人が少ない...?

結局、半分くらいの空席のまま試験開始時間に。こんなに欠席者が多い試験は初めて。無料でもないのにどうしてこんなに欠席者が多いのだろう。

午前中の試験は、過去問よりちょっと難しいと思いつつも、分からない問題を全部外しても6割切ることはまず無いと過去問やって感じていたので、分からない問題は潔く適当にマークし1時間半ほどで終了。

午後の試験は、正答基準も分からず間違える可能性の高い記述を最低限に抑えたかったので、解答用紙が配られた時点で解答欄を確認し選択する大問に目星を付ける。

ちなみに解答用紙は、A3ほどの大きさの紙に両面印刷され片面に大問5,6問の解答欄があり、それぞれの大問にどれだけ記述があるかは見れば分かります。

案の定不安だった必答の情報セキュリティで悩みましたが、それ以外は比較的スムーズに解くことができ一安心。1時間半ほどで終了。6割は取れているだろうと考え、途中退室して帰りました。

午前は1時間経過後終了10分前、午後は40分経過後終了10分前まで途中退室することができます。

結果は合格。午前も午後も7割台という良くもないが悪くもない結果でした。

おわりに

難易度としては、運転免許の学科試験よりちょっと骨があるかなという程度だろう。

少々覚えなくてはならないこともあるが常識的な部分も多く、9割取らなければならない運転免許の試験と違って6割で良いので、所感としては上記の通り。

午前問題に関しては、過去問はやればやるほど見たことのある問題が増えてくるので不安ならできるだけ多く解くと良い。

午後問題に関しては、傾向と解き方が分かるので数回分は解いた方が良いと思うが午前と違って同じような問題が出るわけではないのでそんなに解く必要は無いだろう。また、各大問で難易度はそう変わらないので一通り全部の問題を解いておくと、絞って対策してたら本番でその大問で難しい問題が出て解けないと焦らなくて済むと思う。と言っても、問題の答えを問題文から探す国語の問題を解く際の基本ができていれば、どの大問も大抵合格点は取れます。

最悪丸1日頑張れば取れるので、IT業界に興味があれば取ってみるのも良いのではないだろうか。