危険物取扱者乙種第5,6類
危険物取扱者乙種4類で乙4の受験について書きましたが、今度はつい先日受けた乙5,6類について書こうと思います。
と、その前に、私が乙5,6類を受けた理由とも関わってくるので、上記の記事で言及している甲種について少し書きたいと思います。
危険物取扱者甲種
こんな記事を読む人はご存知だと思いますが、知らない人もいるだろうし最初から軽くですが説明します。
まず、危険物取扱者は甲種、乙種、丙種があり、甲種は消防法等で指定されている危険物すべての取り扱うことができます。乙種は、1から6類まで分かれており、それぞれの類で指定された危険物について取り扱うことができます。丙種は、主にガソリンスタンドで取り扱われる危険物のみ取り扱うことができます。本当はもう少し違いがあるのですが、軽くということで今回は割愛します。
さて、本題の甲種ですが、乙種や丙種と違い受験資格がないと受験できず、その受験資格というのは、受験案内|一般財団法人消防試験研究センターに載っている通り、学校で化学系を専攻しているか、乙種を持ち2年の実務経験があるか、乙種1または6、2または4、3、5類の4種類以上の免状を持っていることである。
で、私は化学系を専攻しているわけでもなく2年の実務経験を積む予定もないので、甲種の受験資格を得るには4種類以上の免状を持つしかないのである。
なぜ甲種が欲しいかは、せっかく危険物取扱者の資格を持つなら、やっぱり一番上級の資格が欲しいよねという理由です。
危険物乙種1,2,3,5,6類
危険物取扱者乙種試験用の参考書を探すとわかるが、乙4用の参考書と乙1,2,3,5,6類用の参考書があり、乙4以外で1冊の参考書になっている類はないし、乙4の参考書は乙1,2,3,5,6類用の参考書に比べて格段に多いのが分かるだろう。これは受験者数も同様で、詳しい受験者数は試験実施状況|一般財団法人消防試験研究センターを見てもらえれば分かりますが、乙4の受験者数に比べてそれ以外の類は格段に少ない。
理由はもちろん簡単で、乙4は丙種の上位互換であり、ガソリンスタンドで重宝されるよく使われる資格なのだ。
なぜこんなことをわざわざ説明したかというと、私が最初に乙4を受けた理由を説明したかったからだ。
なぜ参考書が乙4は一冊なのにそれ以外はまとめられているかというと、乙4は受験者数が多く、乙4は乙4だけで参考書がよく売れるので、法令、物理・化学、乙4の性質・消化のすべてが1冊にまとめて書かれている。しかし、それ以外の類は乙4に比べて受験者数が格段に少ないうえ、乙種はどれか1つ免状を持っていると、法令と物理・化学の試験が免除になるので、乙4の参考書に書いてあるからいらないでしょと各類の性質・消化だけがまとめて書かれ、乙4以外の受験者を十把一絡げに一つの参考書を買わせることで購入者数を増やしているのだ。
なので、乙種を受けようとするにはまず乙4の参考書で勉強する必要があり、必然的に乙4を最初に受けることになるのです。
まあこれにも良いところはあって、私のように3種類以上の類を受けようとする人には3冊以上買わなくて済むという利点がある。
さて、乙種受験にはさらに、どれか一つでも乙種の免状を持っていると、科目免除以外にも2つの類を同一試験時間に受けられるという特典があるのだ。もちろん、1つの類の勉強をしっかりして確実に合格していきたいのなら1つだけ受験することも可能なのだが、私は早く甲種を受けたいので2つ受けることにした。
まず5,6類を受けることにした理由は、たいていの試験日は午前午後と2回試験を行っていて、1類から順に受験番号が振られるので、5,6類なら午後の試験になるのではないかという噂を目にしたからである。実際はそんなことなく、午前の試験を受けることになるのだが...
危険物取扱者乙種5,6類
先ほども説明したように、私は乙4の免状を持っているので5,6類は性質・消化のみの試験でした。
何にしても勉強は本が無いと始まらないので、本屋に本を買いに行きました。本当は乙4受験の勉強のときに使った本の作者の本が良かったのですが、その作者は乙4の本しか出していないということで、カラーの色がキツくなく二色刷りで、覚えることが最後にすっきりまとまっているこの本を買いました。
わかりやすい! 乙種1・2・3・5・6類危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 104)
- 作者: 工藤政孝
- 出版社/メーカー: 弘文社
- 発売日: 2016/02/07
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まあ本は買いはしたものの、性質・消化はそれぞれ数ページしか覚えることがなかったので、試験の1週間前から試験勉強を始めることに。
やり方は乙4の試験と同じく、最初の数日は本を読んで、それ以降は問題を解いて本を見返すの繰り返し。ただ、乙4と違い問題演習がネットで見つからず、本に載ってる問題を繰り返し解いたので、答えが何番かはすぐ覚えちゃいました。
もちろん、それで良かったのです。危険物取扱者試験は過去問と同じ問題を出すので、試験では、これ本に載ってたと一瞬で答えが分かった問題が何問かあり、70分の試験時間のうち10分強で試験が終わり、途中退出のできる35分まで暇していました。結果は、
乙5は、覚えることもそこそこあり試験中も分からない問題が多く受かるか心配だったのですが、ギリギリでもなく無事受かりましたね。乙6は、覚えることも少なく合格は確信していましたが、満点で合格できたのは良かったです。