大型自動二輪免許
ということで、オートバイの免許を取るために教習所に通うことにしました。
もちろん一発試験で取ることも考えたのですが、原付すら乗ったことがないのに余りに無謀だと思い大人しく教習所に行くことにしました。画像元であるばくおん‼でも教習所に通ってますしね。
- 作者: おりもとみまな
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2012/03/19
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二輪免許
オートバイの免許、つまり二輪免許には厳密に言うと7種類あります。簡単に表にするとこんな感じです。
もちろんATはATのバイクのみ。MTはATのバイクも運転可。650ccより多いATのバイクはMTの免許が必要です。
私が取ったのはタイトルにある通り大型二輪。普通二輪を取っていないので、いわゆるいきなり大型二輪ってやつです。
大型二輪を取ろうと思った理由は、
というのは冗談(実際の漫画では男の子ではなく女の子で18歳ではなく16歳、大型二輪ではなくオートバイになっています)として、免許証をできるだけスッキリさせたかった(普通二輪から取ると大型二輪のほかに普通二輪の欄も埋まる)のが一番の理由ですね。
ただ、多くの教習所では普通二輪を取った教習所で大型二輪を取る場合は割り引いたり、普通二輪と大型二輪でパックにしていたりと料金面ではほとんど変わらないですし、そもそも全部の教習所が普通二輪無しで大型二輪を取らせてくれるわけではないことや、普通二輪から取った方が大型二輪のみより総教習時間が少ない等、普通二輪から取るのかいきなり大型二輪を取るのかどちらが良いかは一概には言えないです。
教官に聞いたところ、いきなり大型二輪の人は少なく、そういう人は教習時間をオーバーする事が多く私のようにオーバーしないのは珍しいとのことでしたが、教習所に通っている間にオーバーしているかまでは分かりませんがいきなり大型二輪を取っている人も(大型二輪が初めての免許という人も)ちらほら見かけました。
教習期間
私は1月下旬から通い始め、前述の通りオーバー無し卒検一発合格でしたが、2ヶ月かかりました。
普通免許は合宿免許で取ったので、2月前半から中旬にかけてどんどん混み始め、ほんの1,2週間で予約の埋まり具合がガラッと変わったのには驚きました。
課題
二輪教習において最初の難関と言われるのが引き起こし。
原付すら触ったことのない私は二輪の、ましてや大型二輪の重さなど知る由もなく、初回教習で駐輪場所から出そうと初めて触った5秒後にはバイクは横倒れになっていました。
教官は苦笑いしながら、後でやろうと思っていたけどせっかくだからということで引き起こしをすることに。
ばくおん‼のこのシーンを思い出し、何とか引き起こしできました。読んでて良かったばくおん‼翌日全身筋肉痛になったのは内緒だが。
引き起こしに関しては、私は教習中平均すると1時間に1回以上は倒しているので、コツを掴んだのか筋肉がついたのか、もう途中から一瞬で特に重さも感じずひょいひょい引き起こせるようになりました。
取り回しも、バイクをできるだけ垂直に立てたまま転がす事を意識すれば問題なし。
さて、大型二輪には卒検において、坂道発進、急制動、一本橋、8の字、S字、クランク、スラローム、波状路の課題があります。
以下あまり参考にはならないでしょうけど(詳しく知りたい場合は、細かく説明してくれているサイトが沢山あるのでそちらで)、個人的に思ったことを。
坂道発進
普通自動車の時はとても苦労した坂道発進だけれど、バイクはありがたいことにアクセル、クラッチ、ブレーキを全て同時に使うことができるので、半クラッチでアクセルを回しながらブレーキを緩めるだけという何とも拍子抜けする簡単さで、教習中坂道発進では一度もエンストすることはありませんでした。
ただ、アクセルが弱かったり半クラッチができておらずクラッチが全く繋がっていなかったりすると、ブレーキを緩めると後ろに下がってしまうので注意が必要です。
急制動
私は、指定速度を保とうと43㎞/hくらい出してしまっていたうえ、ブレーキをかける位置に来てからブレーキをかけようと力を入れ始めていたので、結果的にブレーキをかけるのが遅くなっていて停止位置までに停止させることができないことが多々ありました。
43km/hのままブレーキをかける位置より数m前からアクセルを戻し、結果的に40km/hくらいになるようにして、ブレーキをかける位置に来る前からブレーキを意識してかける位置に来た瞬間からかけられるようにしたところ、楽に止められるようになったので、普通にやっていれば問題ないと思います。
一本橋
一本橋はこれを意識していれば大丈夫です。読んでて良かったばくおん‼
ばくおん‼では普通二輪の教習なので7秒と書いてありますが、大型二輪では10秒です。
一本橋は何はともあれ落ちないことが大事なので、特に遠くを見ることと倒れそうになったら無理せず加速して体勢を立て直すを意識しておくと良いです。
また、慣れるまでは乗り上げる時にふらついて落ちてしまうので、初めのうちはそこそこ速度を出しておいて、乗り上げてから減速するようにしましょう。慣れてくれば最初から低速で乗れるようになります。
8の字
ギアをセカンドにして半クラッチで12km/hを保っているとやりやすかったです。
S字
幅も広いですし特に心配することは無いでしょう。
クランク
S字とクランクは同列に語られることが多いですが、S時と比べて幅がかなり狭いうえに連続して90度に曲がらなければならないので大変です。
倒れることを恐れずしっかりハンドルを切ることと、倒れそうになったら加速して体勢を立て直すことが大事だと思いました。
スラローム
ブレーキを掛けながらハンドルを切って加速して体勢を立て直すという、加速と減速のメリハリとしっかりハンドルを切ることが大事です。
私も最初の頃は、加速と減速のタイミングや力加減が分からず苦労しましたが、練習機会は多いので大丈夫です。
時間も7秒以内(普通二輪は8秒)ですが、私の卒検の時は雨だったので時間をオーバーしても良いから転ばないようとゆっくり丁寧にやったのですが、7秒以内でできたので時間の心配はないと思います。
雨の中普段通りやろうとすると、本当に滑りますので気を付けましょう。卒検の日や今後走る際に雨ってこともあると思うので、一度くらいは雨の中の教習をやることをお勧めします。
波状路
波状路は大型二輪のみの課題で、5秒以上かけて走らないといけません。
こんなことを言うのもなんですが、波状路は結局最後までできるようになりませんでした。
ただ走るだけかと思いきや、エンストするわするわ。
また、他の課題は第一段階の頃からずっと練習するのにこの波状路だけは、第二段階の最後になってようやくやるということで練習時間が圧倒的に足りない。普通二輪から取ると教習時間が少なくなる関係でこの練習時間がさらに少なくなるので、普通二輪から取らなくて良かったと思いました。
卒検では、エンストやコース外にでたら検定中止なので、そうならないよう減点覚悟でスピードをある程度出したまま通過しました。結果は5秒に少し足らず減点でしたが、ここの減点を考慮に入れて他は完璧に走行しようという気持ちで受けていたため問題ありませんでした。
他の人を見てみるとみんな結構ちゃんとできているので、私が特段下手だっただけだと思うので安心してください。
卒検
そんなこんなで無事卒検合格。
ちなみに私が受けた日は、普通二輪6人大型二輪3人でしたが、大型二輪は全員合格で普通二輪の人は2人落ちていました。
落ちた一人は私も検定中で見ていませんでしたが、もう一人はクランクで曲がり切れずパイロンに突っ込んでいました。
バイクに関して今後は、普通のバイクは教習車みたいにガチガチのガードがされているわけじゃなく、倒したら傷やら何やらで修理代がかさみ、大型二輪のあの倒しやすさを考えると今後乗ることはあるのかなぁという感じですけれど。400ccやそれ以下だとまた違うのかな。
400ccは教習中に外周1周だけ乗せてもらいましたけど、それだけじゃよく分かりませんしね。
免許証
ただ卒検に合格して教習所を卒業しただけでは、公道で大型二輪を走らせられるようにはなりません。そう、免許を交付してもらわなければ。
そんなわけで、免許センターに行ってきました。実は行くのは7回目なので、慣れたもの。
学科と技能が免除なので、教習所では適性検査をして免許証を古いものと交換するだけ。
受付に並んで、書類不備が無いか確認されて適性検査。写真撮ってもらった後、交付まで1時間強暇して交付窓口で免許証を交換。ざっと1時間半ちょいでした。
新しくなった免許証
よだん
ばくおん‼のおりもとみまな先生はばくおん‼以前から漫画にバイクを出したりしていて、私が最初に読んだおりもとみまな先生の作品は、高校の頃部室にあったこれです。一応バイク要素もありますが、内容はアレなんでまあ。
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