一発試験で大型特殊免許
戦車の免許
去年の11月21日に上映が開始され、もうすぐ1年を迎えるガールズ&パンツァー劇場版に、戦車の免許という単語が出てきましたね。その話の時に出ていた沙織の免許証を見てみると、大特車は戦車に限るという条件がありますが、大型特殊の免許を持っています。
ちなみに、戦車に限るという条件は実際には無く、自衛隊で戦車の免許を取ると、大特車はカタピラ車に限るという条件になるそうです。
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大型特殊免許
というわけで、大型特殊免許を取ろうと思うわけです。
戦車に限るという条件はもとより、カタピラ車制限を付ける意味も付けられる受験方法も分からないので、限定無しの大特を取りに免許センターに受験しに行きました。
もちろん教習所でも大特の免許は取れるのですが、10万円近くするため断念。1,2時間練習して受験しようかと練習させてくれる教習所を探したのですが、家から気軽に行ける距離でそのような教習所は無かったので、諦めて最初から免許センターで受験することにしました。
受験予約
免許センターで技能試験を受けるには免許センターで事前予約することが必要なので、普通自動車の本免学科試験以来の免許センターに行き、予約しました。
予習と復習
ネットで、大特車両の操作方法と免許センターで技能試験を受験する場合の注意点を調べ、予習しました。
さらに、普通免許取ってから全く運転しないまま数年が経過が経過していたので、右左折の方法等基本的なことを入念に復習しました。
受験1回目
一番の懸案事項であった視力検査をパスし、待合室へ。
予約した時にチラッと見えた名簿によると、もう一人受験者がいるはずなのでどんな人なんだろうとドキドキしていたが、結局現れず、大特受験者は私一人だけでした。
普通免許の技能試験受験の人たちと一緒に事前説明を受け、大特車に乗り込みます。
大特車を見てまず思ったのは、綺麗ということ。実際に工事現場等で使われるわけではないのだから、きれいなのは当たり前かと思って乗り込むと、どうやら本当に新しいらしい。
ギアがネットで見ていたのとちょっと違っていたので、試験官に受験が初めてであることを話し、ギア等の説明を受けることに。
一通りの説明を受けた後、バケットを上げいざ出発。
動かし始めてまず思ったのは、静かということ。ネットでは、エンジン音がうるさく試験官の指示が聞こえないという話を見ていたので、最新型の凄さを思い知った。
次に思ったのは、まっすぐ進めない。これはネットで見ていた通りで、ハンドルに遊びがなくまっすぐ進もうとハンドルを切ると想像以上に曲がってしまい、右左と蛇行運転になってしまい大変だった。
他にネットでは、ウインカーは普通車のように右左折後に自動では戻らないので手動で戻さなければならないとあったが、さすが最新型だけあって普通車と同じように自動で戻った。
大特試験唯一の課題である方向転換は、ネットだと大変みたいな話を見ていたがそんなことは無く、ミラーを見ながら脱輪にだけ気を付けてバックするとすんなりでき一安心。
そこで安心してしまい、見通しの悪い交差点を減速せず通過し注意され、そのまま帰還命令。
出発地点に戻り停車後、ふらつきが大きいが初めてならこんなものでしょ。慣れていけば自然と無くなる等アドバイスを受け下車。次回の試験の予約を入れ帰宅。
5回目くらいで合格できればいいと思い最初の3回は大特車に慣れるために受けるという気持であったため、不合格の落胆もなく次に向けてイメージトレーニングをして2回目の試験に備えました。
受験2回目
一度視力検査をパスしたら半年は視力検査を受けなくていいらしいので、不安もなく免許センターへ。
今回ももう一人受験者がいるはずだったので、さすがに2回連続いないなんてことは無いだろうと思っていたが、結局大特受験者は私一人だけでした。
そして、前回と同じように普通自動車の人たちと事前説明を受け、大特車に乗り込みエンジンをかけ...かけ...と、かけようと思ってもかからなかったので試験官に聞いてみると、どうやらギアがニュートラルに戻っていなかったようだ。ギアがニュートラルになっていないとエンジンがかからないなんてハイテク、現場では良いかもしれないが試験では困る...なんて身勝手なことを思いながら、まあしょせん今回も練習だ。これで合否が変わるわけでもないし、良い経験になったと切り替え出発。
今回は無事に全行程走り終えることができ、結果はもちろん不合格ながら、アドバイスは、速度が速すぎること以外はちゃんとできてる。というものでした。
実はこの大特車、ギアが1速しかなくギアチェンジに煩わされないのはいいのだが、アクセルをちょっと踏むとすぐスピードが出てしまうので狭い試験場で運転するのは注意が必要なのだ。前回もスピードが出すぎることは感じていたので意識していたのだが、ちょっと他のことに気を取られるとスピードが出てしまっていた。
受験3回目
今回はそもそも受験者が一人だけだったので、他の人がいないかで緊張することは無かったのだが、前回スピード以外は大丈夫と言われたことで、今回合格できるかもという期待が極度の緊張となって表れ往生してしまった。
そんな緊張を抱えたまま、いつも通り普通自動車の人たちと事前説明を受け大特車に乗り込み出発。
そんな中、出発してすぐ、最初の左折でガタンという音共に跳ね上がったような感触があり、縁石に乗り上げそのまま行ってしまったのかと思って思わず声を出してしまった。乗り上げるような位置で曲がった感覚は無く、試験官も縁石の方を振り返って見るも試験を停止する様子もない(縁石に乗り上げそのまま行った場合はその時点で試験中止)ので、やっぱり乗り上げてなかったのかなと思いつつ、今回の合格は望み薄だろうと緊張も解け、まだ受験3回目だしと練習のつもりで最後までやり切った。
出発地点に戻り停車し、いつも通りアドバイスを聞こうと試験官の方を向くと、なんと、降車までが試験だよと言われる。この時点で不合格になっている場合はアドバイスが言われて終わりなので、合格できるという喜びを噛みしめながらきちんと減点されないよう降車し、合格予定だから待合室で待っているよう言われる。
ちなみに跳ね上げの件は、途中、左折のために左端に寄って直線道路を走っている時も同じように跳ねたので、縁石に乗り上げたのではなくちょっとした段差で跳ねただけのようですね。
その後数時間、待合室で技能試験を受けている全員の終了を待って、免許更新作業。そしてついに...
やったね。