Java SE Bronze

会社で評価面談の際に頑張ってるアピールするために、会社の推奨資格の中で一番簡単そうだったので取ることにしました。
簡単そうだと思った理由は、会社の研修でJavaをやっていたのと、経験者なら3日で受かるってネットで見たからです。

Java SE資格

この資格は、いわゆるベンダー資格と言われるものでOracle社が行っている認定資格で、Gold、Silver、Bronzeの3種類あり、出題範囲が下位資格になるにつれ狭くなります。

詳しく言うと、上記の3種類の他にバージョンがあり現在はJava SE 11の資格が最新なのですが、Bronzeに関してはバージョンは関係ないので説明を割愛します。

ベンダー資格の多くは有効期限がある中で、Java SE資格は有効期限が無いです。

Java SE Bronze

試験時間65分、60問で、60%以上で合格となります。

試験料は、15,000円(税込16,500円)です。

テストセンターで受ける方法とオンラインで受ける方法があり、オンラインでは好きな時間に好きな場所で受けることが可能です。
また、GoldやSilverでオンライン受験する場合は試験監督がネット越しに見張るので受験時間の予約が必要だったりと制限があるのですが、Bronzeは試験監督がいないのでそういった制約はありません。

勉強

経験者なら3日で受かるとの言葉からバッファを考えて1週間後に受験しようと勉強を始めました。

勉強は、黒本として有名なこちらを使用。
この本は参考書ではなく問題集なので、完全に素人の場合はこの本を始める前にJavaの入門書等で勉強した方が良いです。

問題を解いてみると想像以上に解けなくて(正答率1割もない)焦るも、解説を読めば理解でき、必要な知識量は少なそうだったので、1周すれば受かるかもと感じました。

6時間ほどで1周し、最後に載っている模擬試験をやったところ65%という成績でした。

この本は、本に1つとwebに1つの計2つの模擬試験が出来るようになっており、微妙な成績だったのでもう1つの模擬試験もやろうか悩んだのですが、あまりやる気が起きず賭けで受験することにしました。

申込

詳細は公式の試験申し込みと受験 | オラクル認定資格制度 |を確認してもらいたいですが、簡単に説明すると、CertViewサイトに入るためのアカウントを作ってCertViewサイトに入り、そこからピアソンVUEサイトに遷移して試験の申込を行います。

申込の際に気を付けなければならないのは、試験の予約・変更・キャンセル方法 // ピアソンVUEで説明されている②試験の選択で検索した際に、オンラインで受験したい場合は「1Z0-818-JPN-ONLINE Java SE Bronze」を選択する必要があることです。
最初気付かずに「1Z0-818-JPN Java SE Bronze」で進めてしまい、なんで受験日時選択する必要があるんだろうと違和感があり途中でやめて調べたのですが、こちらはテストセンター用の試験コードとのことでした。

受験費用は、事前に受験チケットを買ってそれを利用するか、クレカで支払うことが出来ます。
楽天でも売っているので、楽天のポイントも貯めたい人は受験チケットを買っても良いと思います。有効期限は6ヶ月です。

オンラインの場合、受験チケットのコードを入力するかクレカで支払った後48時間以内に受験する必要があります。

試験

支払い後すぐに受験可能となるので、私はそのまま受験を行いました。

試験問題はブラウザに表示され、択一の場合はラジオボタン、複数選択の場合はチェックボックスで必要な選択数を超えて選択できない等親切設計になっていました。
黒本で解いている時、問題によって必要な選択数が違い選択数を間違えないか不安だったのですが、これなら間違えることも無くて良いですね。

後で見返したい問題はチェックを付けることが可能で、レビューボタンを押すとチェックを付けた問題の一覧が表示されいつでも飛ぶことが出来ます。

残り時間と現在の問題番号は常に表示されている(非表示にすることも可能)ので、自分でタイマーを用意する必要はありません。

試験は、試験終了ボタンか65分経過すると終わります。

試験結果

試験が終了して次の画面へ行くと、結果が表示されました。
結果は合格で一安心。
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この画面を閉じても、CertViewサイトでいつでも確認することが可能です。

ちなみに、上記は単なる試験結果で認定証は別にあり、認定証はすぐに出ず少し時間が経ってからPDFをダウンロードできるようになります。

おわりに

結局3日もかからず合格することができました。

難易度としては、前提知識があり問題集1周で合格可能という部分が共通していた運転免許の試験と同じくらいかなと感じました。
ただ、前提知識が無い状態だと基本情報技術者試験並かそれ以上かもしれません。

Bronzeは初学者用と言われており、転職等で履歴書に書けるのはSilverからとも言われているので、特に理由が無ければ経験者はSilverから受けるので良いと思います。

初学者も、Javaを勉強していく気があるならわざわざ値段が高いだけで特に箔が付くわけでもないBronzeは模擬試験で合格点を取れるのを目標に頑張り実際の試験は受けず、Silverから受けるので良いと思います。

システムアーキテクト試験

申し込み時期に業務で要件定義をやっていたのと、ちょうど会社の目標設定面談の時期で、合格目指して頑張ると言えば体裁が良さそうだったので受験することにしました。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験では、主に要件定義と設計に関する問題が出題されます。

試験は、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4つに分かれています。

午前Ⅰは、択一の30問を50分で解きます。内容は高度情報のいずれの試験でも共通で幅広い分野から出題されます。内容的には応用情報の午前問題と同じです。

午前Ⅰには免除制度が存在し、応用情報や高度情報のいずれかに合格するか、高度情報のいずれかの試験で午前Ⅰを合格点以上取って2年以内なら免除されます。詳しくは公式HPに載っていますので不安な方は確認すると良いでしょう。
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免除申請は受験申し込みの際に行うので忘れないよう注意しましょう。

午前Ⅱは、択一の25問を40分で解きます。午前Ⅱからは各試験毎に試験問題が異なり、試験の特性に沿って内容が絞られます。システムアーキテクト試験では、主に要件定義や設計に関する用語の問題が出題されます。

午後Ⅰは、数十文字で答えさせる記述問題や択一問題等が含まれた大問が出題され、4問(4問のうち1問は組込みシステムに関する問題)の中から2問を90分で答えます。

午後Ⅱは、論文試験となっており、3問(3問のうち1問は組込みシステムに関する問題)の中から1問を120分で記述します。文字数制限はどの大問も共通で、設問アは800字以内。設問イは800字以上1,600字以内。設問ウは600字以上1,200字以内。
また、論文の他に、論述の対象とする計画又はシステムの概要を解答する必要があります。設問は毎回共通なので、事前に解答を考えておくのが良いと思います。

合格基準は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰの全てで6割以上かつ午後ⅡでランクAを取る(午後Ⅱは点数制ではなく、論文の内容によってランクA~Dにランク付けされる)ことです。また、合格だけを目指す場合特に気にする事ではありませんが、採点は午前Ⅰから順に行われ、どこかで合格基準に満たなかった場合はそれ以降は採点されず結果を知ることはできません。

勉強

情報処理安全確保支援士試験を受験した時は試験1ヶ月半前から始めて、それでもそんな前から勉強する必要が無いと感じたので1ヶ月前から始めることにしました。

参考書は、TACのALL IN ONEにすることにしました。応用情報技術者試験情報処理安全確保支援士試験でTACを使って合格できたので。

参考書の午前Ⅱの一周し過去問を解いてみたところ、想像以上に解けない。しかも、参考書に書いていない内容が多く出題されており、参考書の内容の薄さに絶望。応用情報や支援士ではここまでじゃなかったのに...

という事で、参考書で勉強することは諦め、過去問を大量に解く方式に変更。
システムアーキテクト試験に限ったことではないですが、午前試験は過去問と同じ問題が多数出題されるので過去問の数をこなせば合格点は取れるのです。

システムアーキテクト試験には、応用情報や支援士試験にあったような正答率や解説が確認できる便利な過去問道場のサイトは無いので、以下の2つのサイトを使いました。
システムアーキテクト過去問対策.comは、正答率を算出してくれるので問題は主にこちらで解き、情報処理技術者試験の勉強(過去問題)をやり直しのサイトには解説がついているので、間違えた問題確認しておきたい問題はこちらで解説を見ました。

3週間前になり午後Ⅰの問題を解いてみたところ、支援士試験の時以上に知識が必要なく単なる国語の問題だったため対策不要と判断。

午後Ⅱは、3週間前から参考書を読み始め書き方や考え方を勉強、2週間前に過去問を解きましたが、昔から長文を書くことが苦手なこともあり、案の定文字数を稼げず字数制限に遠く及ばない結果に。
これは合格するのは無理だと諦め、勉強を中断してしまいました。

2日前になり、やっぱり諦めきれず勉強を再開。と言っても、午前Ⅱの過去問を解いただけだけれど。

試験前日となり、もう一度午後Ⅱの過去問を解いてみることに。しかし、何もしていないので当然だが、相変わらず字数制限に遠く及ばず...
さらに、前述した論述の対象とする計画又はシステムの概要の設問がIPAの過去問PDFにも参考書にも無かったので、ネットで検索して探し出し目を通しました。

試験

午前Ⅰは免除なので10時過ぎに会場へ。

午前Ⅱは、過去問と同じ問題もちらほらありながら知らない用語の問題も多く、過去問でも6割を切った年があったので合格できるか若干の不安を覚えました。

午後Ⅰは支援士試験の時と同様、どうせ問題をざっと見ただけでは難易度は分からないし、組込みシステムを除く3問ともを時間内に解くことは可能だと感じていたので、1問目から順番通りに解いて難しかったら次の問題を解く方式を採用。2問目までを解き終わり、6割は取れただろうと思えたので3問目は解かず2問目までで解けなかった問題に注力することにしました。

午後Ⅱは、3問目は組込みシステムなので除外するとして、1問目と2問目のどちらを解くかを選択するのに想定以上に時間をかけてしまい、貴重な5分を浪費。

実は、業務経験が1年しかないうえにこの1年間でやったことと言えば研修と1つの案件の要件定義のみ。想像力も無くネタの用意もしていないので要件定義をやったシステムについて書こうと思っていたのだが、1問目はアジャイルについて、2問目は設計についてとどちらも未経験。
それぞれの問題で軽く中身を考えてみて、2問目に決めるというちゃんと対策してネタの用意をしていれば不要な時間の使い方をしてしまっていた。

話は戻って、設問はア、イ、ウの3つありますが、論文として1本の構成を3つの章として考えれば良いことは参考書を読んで分かっていたので、参考書に従い章立てと簡単な内容をメモしていく。これが終わった時点で20分が経過。この頃は、まだ何とかなると思っていたが...

設問アが奇跡的に目安である600字を埋めることが出来て喜んで時間を見ると、なんと試験開始から1時間が経とうとしている。設問イは800字以上、設問ウが600字以上書かなければならないことを考えると、圧倒的に時間が足りないと焦りはじめました。

何とか書ききることを目標に、設問イでは書こうと思っていた3つのネタのうち1つを削り、800字が書けた段階で適当に切り上げる。この時すでに1時間半が経過。
ただ、設問イではどのような設計をしたかを問われたが、前述の通りまだ設計はしていない。問題文に書いてある設計方法を真似ることでお茶を濁し、時間だけでなく内容にも絶望感を味わい挫けそうになるが、ここまで書いたんだしと設問ウへ。

設問ウは、無心で最初に書いたメモの通り書くが当然文字数が足りない。参考書に書いてあった文字数稼ぎ術の、顧客に喜ばれたとか顧客の反応が良かった等の適当な言葉を並べ続けギリギリ600字を到達。到達と同時に試験終了。

文字数に関して、参考書には改行等でできる空白は文字数に含まれないと考えた方が良いとの記載があるため、600字を超えたと言っても空白を数えないと600字には到達していないので合格は絶望的だと感じながら帰路へ。

結果

2ヶ月後の合格発表日。一縷の望みに賭けて結果を確認すると、合格していました。
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午前Ⅱは、順当な結果。午後Ⅰは6割は確実に超えているとは感じていましたが、まさか95点も取れているとはと言った感じです。

そして午後Ⅱに関してですが、空白も文字数に数えるのかと思いましたが、文字数が足りなくても合格したという人もちらほらいるようでした。そこで、問題冊子をよく確認したところ、評価を下げることがあると書かれているだけで採点しないとは書かれていないんですね。
勝手に文字数が足りないと採点されないものと考えて焦っていましたが、評価が下げられる可能性があるというだけなのでしたらそこまで文字数にこだわらず、内容を充実させた方が良い気もします。
と言っても、今回の内容で合格できたのは謎ですが...

おわりに

みなさんが言うように、論文試験対策はネタを用意することと書く練習をすることが大切ですね。
ネタが無いと、その場でネタを考えることになり時間の浪費につながり、書く練習をしていないと、手が疲れての書くスピードの低下や漢字が書けずに時間の浪費につながりますから。

甲種火薬類取扱保安責任者

名前が格好良いので取ることにしました。

火薬類保安責任者

火薬類保安責任者には、火薬類製造保安責任者と火薬類取扱保安責任者の2つの資格があり、製造は甲乙丙の3種、取扱は甲乙の2種類あります。

製造と取扱の違い簡単に説明すると、製造は爆薬等の製造に関する資格。取扱は製造以降全て(販売や消費等)に関する資格です。
また、資格名称に責任者とあるように、単に製造や取扱をするだけでは資格は必要なく、責任者となるのに必要となる資格です。
甲乙丙の違いは、責任者となれる爆薬の量の違いです。

ちなみに

ちなみに、火薬類取扱保安責任者は同じ国家資格である発破技士の上位資格です。
発破技士は発破しか担当できませんが、火薬類取扱保安責任者は上記の通り発破だけでなく販売や発破以外の消費も行えます。

また、発破技士の免許を貰うには試験に合格するだけでなく発破実技講習等が必要なのに対し、火薬類保安責任者は試験に合格すれば免状を貰えます。

火薬類取扱保安責任者試験

大学等で火薬学の単位を取っている人は一般火薬学が免除になります。
火薬類製造保安責任者であれば全て免除(試験を受ける必要は無く、申請すれば免状が交付される)。

試験はマークのみで、火薬類取締に関する法令と一般火薬学それぞれ20問ずつ出題され、それぞれで6割以上正解で合格となります。
甲乙で共通の問題がそれぞれ10問あり、残りの10問は甲独自の問題です。

問題は基本的に、4つの文章のうち正しい2つの文章を選択する6択です。それに加えて数問計算問題があります。

勉強

危険物取扱者乙種第4類より覚える量は多いが試験は乙4より簡単という意見を見て、乙4の時と同じく1ヶ月前から勉強を始めることにしました。

テキストは、試験対策本として好評だった香川県砕石事業協同組合香川本を使うことにしました。

いつものごとく、試験日まで遠い最初の1週間ほどはやる気が出ずあまり勉強できず、結局テキストを読み始めたのは3週間前から。
2週間近くかけてなんとか1周。2周目は1度読んだこともありある程度スムーズに進み、4日間で1周する事ができました。

この段階で1週間切っており、過去問は5年分あるので1日に1年分解いていきました。

テキストだけ見ると覚える量が多いように思われ始めは合格できるか不安でしたが、過去問を見ると内容が毎年ほぼ同じでとても簡単なので、難易度が低いと言われるのも納得です。
落ちる気が全くしませんでした。

試験

ありがたいことに13時からの試験なので、睡眠をしっかり取り会場へ。

やっぱりと言うか、香川本を持っている人が結構いました。

試験は2時間で開始後30分から終了10分前までは途中退室が可能。
試験自体は20分もあれば解き終わるので、余った10分で見直しを行い途中退出。

翌日にアップされる解答で自己採点を行うと、法令の1問ミスのみでした。

マークミスをしていないかの不安にさいなまれながら待つこと2ヶ月弱。
ようやく合格発表があり、合格していることを確認し一安心。
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おわりに

香川本はテキストと過去問がありますが、テキストには過去問3年分が付録として掲載されており、さらにテキスト内にも過去問から抽出された文章が大量に。過去問には解答の周辺知識まで記載された丁寧な解説があるので、どちらかだけでも合格は十分可能です。

個人的には、テキストを1周して過去問3年分やれば十分すぎるかなと思います。

本当は製造の方を取りたかったのですが、製造の甲乙はマークではなく記述で問題の種類も多く、試験対策に特化したテキストも無いようなので断念。
難易度が違い過ぎる...

情報処理安全確保支援士試験

応用情報技術者試験に合格して満足していたら、会社の人に応用情報は自己満で何の役にも立たないから高度情報処理技術者を取った方が良いよと言われてしまったので、高度情報の中で一番簡単と噂の高度情報処理技術者(正確には高度情報ではないけど)を取ることにしました。

情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験に合格すると、以下の表のように申請することによって情報処理安全確保支援士を名乗ることができます。

ただ、情報処理安全確保支援士を名乗るには高いお金を払って講習を受けるなど維持費がかかるので、会社が援助してくれたりフリーランスで名乗りたいという場合以外は申請する必要は無いと思います。申請には合格後何年以内といった期限もないので、合格するだけしておけば良いのです。
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情報処理安全確保支援士試験は、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4つに分かれています。

午前Ⅰは、択一の30問を50分で解きます。内容は高度情報のいずれの試験でも共通で幅広い分野から出題されます。内容的には応用情報の午前問題と同じです。

午前Ⅰには免除制度が存在し、応用情報や高度情報のいずれかに合格するか、高度情報のいずれかの試験で午前Ⅰを合格点以上取って2年以内なら免除されます。詳しくは公式HPに載っていますので不安な方は確認すると良いでしょう。
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免除申請は受験申し込みの際に行うので忘れないよう注意しましょう。

午前Ⅱは、択一の25問を40分で解きます。午前Ⅱからは各試験毎に試験問題が異なり、試験の特性に沿って内容が絞られます。情報処理安全確保支援士試験では、セキュリティに加えてデータベースやネットワーク、開発技術やサービスマネジメントの問題が出題されます。

一応、情報処理安全確保支援士試験には午前Ⅱも免除がありますが、対象者はほぼいないので気にしなくて良いでしょう。気になる方は公式HPで確認してください。

午後は、情報処理安全確保支援士試験はⅠもⅡも記述式で、数十文字で答えさせる記述問題や択一問題等が含まれた大問が出題されます。午後Ⅰでは3問中2問を90分、午後Ⅱでは2問中1問を120分で答えます。

合格基準は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの全てで6割以上を取ることです。また、合格だけを目指す場合特に気にする事ではありませんが、採点は午前Ⅰから順に行われ、どこかで合格基準に満たなかった場合はそれ以降は採点されず結果を知ることはできません。

勉強

応用情報では2ヶ月前から始めて後悔したので、1ヶ月半前から始めることにしました。

参考書は、TACのALL IN ONEにすることにしました。本屋で見比べたのですが、図解が多く個人的に一番色合いや見やすさが勝っていました。それに、応用情報もTACを使って合格できたので。

基本はいつも通り、参考書を1周したら過去問のサイクルの何回か繰り返した後に過去問演習主体に移行。

過去問は情報処理安全確保支援士ドットコムにまとめられており、午後試験は解答のみですが午前Ⅱは解説付きです。

勉強時間に関して、結局平日はあまり勉強できず、土日にまとめて勉強(と言っても出来たのは集中力の関係で1日2時間程度)となり、合わせて30時間程度でしょうか。社会人は時間が取れないことを痛感しました。

正直、午前問題は参考書を1周して過去問を解いていれば確実に合格基準は取れます。午前問題は過去問と同じ問題だけで合格基準の6割はあるので。

午後問題に関しては、暗記していなければならない問題もあるものの、大部分は記述で勉強したからと言って解けるというものでもないので、セキュリティの専門家ならともかく素人が合格基準が取れるかは運だと思いました。

午後問題は、選択制なのでどの問題を解くかの戦略が大事になる部分もありますが、私に関して言えば、過去問を解いた感じだと午後Ⅰも午後Ⅱも時間内に全問解けそうでしたので、記述が少ない問題から解いていき、解けない問題が多かったら次の問題を解くという戦略で臨むことにしました。

試験

午前Ⅰは免除なので10時過ぎに会場へ行くと、大量の待っている人が。やはり大部分の人は午前Ⅰは免除のようでした。

内容はと言うと、午前Ⅱはいつも通り過去問と同じ問題だけで6割はありそうで、直前に上記のサイトで解いた問題が出たりして難なく終了。

午後Ⅰは例年より簡単な気がして、2問解いた時点で3問目を解いたところで解いた2問より解けないだろうと思い途中退出しました。

午後Ⅱは、1問目が想像以上に難しく全然解けず、2問目を何とか解いて途中退室しました。と言っても、正解している感じはしないので、終わった時の感想としては合格はやはり運次第だなと言った感じでした。

結果は合格。予想通り、ギリギリの点数でしたね。
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応用情報技術者試験

就活で失敗してIT業界に行くことになってしまったので、今後の転職を考えて暇な学生のうちに情報処理技術者の資格でも取っておこうと思い取ることにしました。

情報処理技術者

情報処理技術者試験の区分は、HPの試験区分一覧のページに分かりやすい表が乗っています。
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本来なら基本情報技術者試験から受けていくべきなのでしょうが、基本情報技術者試験応用情報技術者試験も午前問題はほぼ同じで午後問題の問題形態が違うだけという話を聞いたので、それならと応用情報から受けることにしました。

応用情報技術者試験

4月と10月の第3日曜日の年2回行われており、試験は午前と午後それぞれ2時間半です。

午前は四択が80問。午後は午前の知識を活かした実践的な内容を択一だけでなく10~40字程度の記述でも解答しなければなりません。分野別に大問11問が用意されていて、必答である情報セキュリティ分野1問を含む5問を選んで解答します。

午前と午後それぞれで6割以上で合格です。

勉強

幾つかの参考書を見比べたのですが、文章でも詳しく説明されいるだけでなくカラーの図で分かりやすく頭にすっと入ってくる構成になっていたので、TACのニュースペックテキストに決めました。

合格率も20%強で難しいとの噂を聞いて不安だったので2ヶ月半前から始めることにしました。

600ページある参考書を毎日のように1時間ずつくらい読み進め、2週間かけてなんとか1周した後過去問をやってみたところ、午前で8割以上。午後は記述があるため正確な採点はできませんが6割は取れそうな感じだったので拍子抜けしてしまいました。

午前は常識だけでも6割は取れそう。午後は、常識に加えて問題文をよく読むことができれば6割は取れそうな感じで、ノー勉でも合格できるって言う人の気持ちが少し分かりました。

あんまり早く勉強を始めると途中でだらけたり最初の方に覚えたことを忘れてしまうので、せめて1ヶ月半前くらいから勉強すれば良かったと後悔。

それ以降は適当に参考書を見返したり過去問を解いたりと、せっかく覚えたことを忘れないよう苦心する日々だったが、結局2週間前頃からは集中力も切れ勉強時間がほぼ0に...

過去問に関しては、わざわざ過去問題集を買わなくても応用情報技術者試験ドットコムのサイトに過去問と解説が掲載されているので、このサイトで十分だと思います。

試験

早く申し込むと近い場所になるという噂を信じて早めに申し込んだところ実際に近かったので一安心。

着いてびっくり。来てる人が少ない...?

結局、半分くらいの空席のまま試験開始時間に。こんなに欠席者が多い試験は初めて。無料でもないのにどうしてこんなに欠席者が多いのだろう。

午前中の試験は、過去問よりちょっと難しいと思いつつも、分からない問題を全部外しても6割切ることはまず無いと過去問やって感じていたので、分からない問題は潔く適当にマークし1時間半ほどで終了。

午後の試験は、正答基準も分からず間違える可能性の高い記述を最低限に抑えたかったので、解答用紙が配られた時点で解答欄を確認し選択する大問に目星を付ける。

ちなみに解答用紙は、A3ほどの大きさの紙に両面印刷され片面に大問5,6問の解答欄があり、それぞれの大問にどれだけ記述があるかは見れば分かります。

案の定不安だった必答の情報セキュリティで悩みましたが、それ以外は比較的スムーズに解くことができ一安心。1時間半ほどで終了。6割は取れているだろうと考え、途中退室して帰りました。

午前は1時間経過後終了10分前、午後は40分経過後終了10分前まで途中退室することができます。

結果は合格。午前も午後も7割台という良くもないが悪くもない結果でした。

おわりに

難易度としては、運転免許の学科試験よりちょっと骨があるかなという程度だろう。

少々覚えなくてはならないこともあるが常識的な部分も多く、9割取らなければならない運転免許の試験と違って6割で良いので、所感としては上記の通り。

午前問題に関しては、過去問はやればやるほど見たことのある問題が増えてくるので不安ならできるだけ多く解くと良い。

午後問題に関しては、傾向と解き方が分かるので数回分は解いた方が良いと思うが午前と違って同じような問題が出るわけではないのでそんなに解く必要は無いだろう。また、各大問で難易度はそう変わらないので一通り全部の問題を解いておくと、絞って対策してたら本番でその大問で難しい問題が出て解けないと焦らなくて済むと思う。と言っても、問題の答えを問題文から探す国語の問題を解く際の基本ができていれば、どの大問も大抵合格点は取れます。

最悪丸1日頑張れば取れるので、IT業界に興味があれば取ってみるのも良いのではないだろうか。

アーク溶接等の業務に係る特別教育


と、言う訳でアーク溶接の特別教育を受けてきました。

アーク溶接の特別教育

日本では労働安全衛生法の規定により、事業主は従業員をアーク溶接に従事させるにはアーク溶接作業者の特別教育を受けさせなければならない。by wikipedia

個人でやる分にはこの特別教育を受ける必要はないと思うが、アーク溶接を体験したくても個人でできるような場所が無いので受けることに。更新もなく一生有効だしね。

アーク溶接の特別教育は、学科11時間と実技10時間です。

特別教育を受けようとやっている場所を調べてみると、普通の人は事業所で実技を教えてもらって学科は外部というところが多いのか、学科のみやっている所が多いです。

しかし、一般人である私は実技も教えてもらわなければなりませんので実技もやっている所を探し、と言うか元々フォークリフトの運転技能講習を受講していたころに近くでやっているのを見て気になっていたところでやることに。

3日間で2万円強でした。

内容

受講する施設によって違うかもしれませんが、以下は私が受けた内容です。

スケジュールは、1日目が学科。2日目は午前中が学科、お昼を挟んで簡単なテストとアーク溶接のビデオ。その後から3日目丸々が実技でした。

学科は、テキスト1冊が配られそれに沿って進められます。

テストは講師が独自にやっているやつで、特別教育は受講するだけで良いので本来はありません。なので、このテストで0点だったとしても問題はありません。

実技は、本来通りテストが無く体験って感じです。

2日目は3時間ほどで、溶接はせずずっとビードを置く練習をしていました。ビードを置くとは、全く専門的でないイメージだけの言い方をすれば、火花を散らすことです。ちゃんとした意味が知りたい人は自分で調べてください。

10人ほどで2つの溶接機を使って溶接棒1本毎に延々と交代してました。多い時では20人でやるそうです。

服装は普段着の長袖長ズボンで、靴も運動靴で大丈夫でした。前掛け等も施設に用意してあり、他に必要なものは全部用意してくれていました。

3日目は、基本1つの溶接機を順番に回していき、もう1つは順番じゃない人でやりたい人がやる。また、この2つは被服アーク溶接という方法なのですが、半自動溶接機も1つやりたい人がやる用に用意されていました。

途中に1回、板の上にT字に板を立ててその角を溶接しました。やりたい人は、金属を横に繋げる溶接などもやらせてもらえました。

適当にGANやってみた

GANが流行ってたので自分でもちょっとやってみようと思いやってみました。

この記事は、適当にGANやってみたけどやっぱり適当じゃ上手くいかないなってだけの記事なので読む価値は特にないです。

GAN

GANには色々種類があって、次から次へと高性能なGANが登場しています。

今回はDCGAN、PGGAN、StyleGANでアニメキャラの画像生成を行ってみました。

それぞれのGANについての説明は、詳しい説明を書いてくれている人がたくさんいるので、知りたいならそちらを参照してください。

用いた画像

まずはtwitterのアイコン用に作った画像500枚にネットで集めたアイコン画像の計2,000枚強を使って学習させました。

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アイコン例
この画像集を使って3つともやってみましたがあまり上手くいきませんでした(後述)。

そこで、同じような画風の画像を大量に用意すれば多少は上手くいくかと思い用意したのが、なもり先生がキャラクター原案のゆるゆり、RELEASE THE SPYCE、えんどろ~!の3作品から取得した17,000枚強。まあ、結局上手くいかなかったのですが。

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画像例

DCGAN

このコードを使って生成しました。
github.com
それぞれの学習結果は以下の通り。

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アイコン
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なもり絵
ノイズが多くかろうじてキャラを書こうとしてるのが分かる程度ですね。アイコンの方はキャラかどうか怪しいものも多いですし、お世辞にも上手くいっているとは言えません。

PGGAN

このコードを使って生成しました。
github.com
それぞれの学習結果は以下の通り。

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アイコン
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なもり絵
アイコンの画像を最初に見た時、メイドインアビスで6層の上昇負荷で成れ果てとなる時みたいだと思いました。
なもり絵の方は、一応キャラが書いてあるのは分かりますが、ちょっと怖いですね。

StyleGAN

このコードを使って生成しました。
github.com
それぞれの学習結果は以下の通り。

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アイコン
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なもり絵
アイコンの方はちょっと歪んでますが、なもり絵の方はそれなりに綺麗にできてますね。と言っても、学習素材まんまって感じであまりやった意味が感じられませんが。

最後に

中身も理解せずただコードとコマンドをほぼコピペしてやっただけなので、ちゃんと理解できるようになりたいと思いつつも能力とやる気が足りず...

そこそこのGPU1枚を使い全て解像度128×128で入出力を行ったのですが、DCGANやPGGANは数時間で学習できたもののStyleGANについては数週間単位になったので注意が必要です。