きららアニメの人気ランキング
この記事は、まんがタイムきらら Advent Calendar 2016 - Adventarの4日目の記事です。
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はじめに
ひだまりスケッチがアニメ化され、まんがタイムきららの名を世に知らしめてから来月でちょうど10年。ここらでちょっと、今まで放送されたアニメそれぞれの人気や話題性の違いを見ていきたいと思います。
注:11月12月共に忙しくあまり時間が取れなさそうなので、なんとか時間があった11月2日に記事を書いています。よって、以降のデータはすべて11月2日現在のものです。
放送歴
まずは、この10年の放送歴を振り返ってみましょう。
2008年
● ひだまりスケッチ×365:7月~9月
2009年
● けいおん!:4月~6月
● GA 芸術科アートデザインクラス:7月~9月
● かなめも:7月-9月
2010年
● ひだまりスケッチ×☆☆☆:1月~3月
● けいおん!!:4月~9月
2011年
● 夢喰いメリー:1月~4月
● Aチャンネル:4月~6月
2012年
● キルミーベイベー:1月~3月
● あっちこっち:4月~6月
● ひだまりスケッチ×ハニカム:10月~12月
2014年
● 桜Trick:1月~3月
● ご注文はうさぎですか?:4月~6月
● ハナヤマタ:7月~9月
2015年
● 幸腹グラフィティ:1月~3月
● ハロー!!きんいろモザイク:4月~6月
● 城下町のダンデライオン:7月~9月
● がっこうぐらし!:7月~9月
● わかば*ガール:7月~9月
● ご注文はうさぎですか??:10~12月
円盤
まずは、人気の指標として一般的なBD&DVD第1巻の売り上げ枚数から。
このグラフは、アニメDVD・BD売り上げまとめwikiを元に作成しました。
注:ドージンワークは、売り上げ枚数が少ないため具体的な枚数は出ていません。おおよその値として500枚としています。
こうしてみると、けいおんが圧倒的ですね。私は普段円盤の売り上げは気にしないので、今回公式でもネタにされている686枚のキルミーベイベー以外の具体的な枚数を初めて知ったのですが、今もTLでよく見かけて人気だと思っていたゆゆ式が、こう言っては失礼ですけど放送時以外あまり話を聞かないAチャンネルの半分も売れていなかったり、同じくらいの人気だと思っていたごちうさときんモザが実は倍も違っていたりと、なかなか実感と違っていて興味深いですね。
さらに、最初の作品であるひだまりスケッチ以上売れた3作品はすべて2期が作られていることを考えると、NEW GAME!は惜しかったですね。まあ、本当にひだまりスケッチを基準にしているわけではないだろうから、希望がないわけではないでしょうが...
ちなみに、私のイチオシはかなめも。新聞専売所で住み込みで働く少女たちのお話なんだけど、ほのぼのとしていてgood。4話でミュージカルしながら新聞配ってるシーンが特に好き。
それに、EDのYAHHO!!は今でも私の目覚ましの音楽。これを聞きながら起きると、今日も元気に一日を始められる気がします。
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Google トレンド
次に、その作品がどれだけGoogleで検索されたかで人気や話題性を見ていこうと思いますが、まず比較の方法について。
以下のグラフを見てもらえばわかると思いますが、正式名称と略称で検索数が違うことが多々あります。なので、今回は検索数の多い方を採用していきたいと思います。
さらに、末尾の記号は無い方が検索数が多くなるので無くして検索しますが、NEW GAME!に関しては、NEW GAMEだとゲームの新作が検索された場合も含まれてしまいとんでもない数になって意味をなしていなかったので、作品自体とそれ以外の検索数を分けるためにも末尾の!は付けて検索します。
では、Google トレンドで一つのグラフで表せるのは5作品までなので少々長くなりますが、おつきあいください。円盤の売り上げ枚数順に見ていきます。
まずは、けいおん!とご注文はうさぎですか?とひだまりスケッチ。
けいおん!が凄すぎて他が分からなくなってしまっていますね...
ちなみに、唯一けいおん!は日本以外の地域も表示されて、検索数はもちろん圧倒的に日本からが多いのですが、台湾やアメリカでもよく検索されているようです。
さて、けいおん!との差がありすぎてよく分からなくなってしまったので、けいおん!を抜かしてごちうさ以下4作品見ていきましょう。
NEW GAME!が少なく見えるのは仕方ないとして、大体話題の実感通りでしょうか。きんいろモザイクが2期で1期の半分に減っているのは、きんモザでの検索数が多くなったためで、合計としては1期と変わらないでしょう。
次は、GA...と行きたいところだったのですが、GAで検索するのは論外としていろいろ試してみたのだけれど、無慈悲にも結果を得られず断念しました。
気を取り直して、指標として検索数が多すぎず少なすぎず、放送時期も昔過ぎず最近過ぎないきんいろモザイクと、夢喰いメリー以下3作品を見てみましょう。
がっこうぐらし!は、1話のインパクトでだいぶ話題になったので納得の結果ですね。放送後も一定の検索数があり、一過性の話題作というだけではないようですね。
あっちこっちとダンデライオンはアニメ作品以外のことでも普段から検索されるので、その分引いて見なければいけませんが、ダンデライオンはがっこうぐらしと同じく放送後もある程度人気が続いていることがうかがえますね。
ちなみに、あっちこっちの検索数が今年の7月ごろに増えてるのが気になって調べてみたら、あの自撮りアプリSNOWであっちのくまもこっちのくまもという動画を投稿するのが流行ったようで、その影響で増えたようです。
また、ダンデライオンで5月に急に増えているのは、どうやらBUMP OF CHICKENがライブでダンデライオンという曲を歌ったからのようですね。
さて今度は、またきんいろモザイクを指標に放送年度の離れたかなめもを除いた4作品です。
キルミーベイベーが放送終了後も一度も0にならないどころか、今でもきんモザの分がないとはいえきんいろモザイクより多く検索されているというのはキルミーベイベーの異常な話題性の高さがうかがえますね。ちなみに、キルミーベイベーの検索数が2015年10月末に急に増えたのは、あぎり役の高部あいが逮捕されたからです。
ついに最後、指標のきんいろモザイクとかなめもとドージンワークです。
さて、ランキングと銘打ってるので、一応ここでもランキングを作成しようと思います。ただ、ここまできんいろモザイクを指標にやってきてなんですが、思ったよりきんいろモザイクは少ない方らしいことと、上記のグラフでは横軸の一目盛りが一週間または一月と違っているのを揃えるという意味で、円盤では2期の基準として注目されたひだまりスケッチの一月の最大検索数を100として、他の作品の一月の最大検索数を見てみましょう。
注:アニメ作品を指す以外でもよく検索されるあっちこっちとダンデライオンは、アニメ放送前の平均(あっちこっちは3、ダンデライオンは6)を実際の数値から減らしています。
こうしてみると、がっこうぐらしの話題性の高さが際立っていますね。
しかし、やはりきんいろモザイクの低さが気になりますね。きんいろモザイクでの検索数最大月のきんモザでの検索数は5なので、足しても65と順位が変わるわけでもなし。謎は深まるばかり...と、ここまで書いてもっといろいろ調べてみたところ、どうやらみんな“きんいろ”で検索しているらしいということが分かり、見てみたところ...
決まりですね。きんいろモザイク以外のことを目的に“きんいろ”と検索されている様子もないですし。なので、実際のランキングは、
これならまあ妥当ではないでしょうか。
ただ、略称や呼び方がいくつかある作品だと、同じ作品を検索するにも分散してそれぞれのキーワードの検索数が減少してしまったり、GAやNEW GAME!のように作品目的の検索だけを抽出して調べることが困難な作品だと実際の数値を調べることは困難なので、これを指標に人気を語ることは難しいですね。
pixiv
最後に、pixivへの投稿数で人気の違いを見ていきましょう。
注:GAは、GAで検索したらGA以外の作品が大量に引っかかってしまったので、芸術家アートデザインクラスで検索しています。
やはりけいおん!が圧倒的ですね...
pixivが2007年9月サービス開始ということで、そのころに放送が終わったドージンワークや、検索がしづらくすべて検索できていない可能性があるGAが文字通り桁違いに少ないのは仕方ないのかと思いつつ、全体的に見てもこの順位と投稿数の比はきれいに人気の高さ通りではないのかなと個人的には思えました。
投稿数という性質上、新しい作品ほど投稿数が少なく指標として使い物にならないかと思っていましたが、意外ですね。
おまけ
せっかくpixivで投稿数を検索したのだから、ついでにR-18の割合も見てみようということで、調べてみました。
見た感じ、何の法則性も見出せそうにありませんね。
おわりに
Advent Calendarに記事を投稿するのは初めてなので、何をどう書いて良いか分からないまま書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
今回は円盤の売り上げ枚数、Google トレンド、pixivへの投稿数と3つの指標で人気ランキングと銘打って作ってみましたけれど、もちろん人気はこれらの指標だけで測れるものではないので、これらのランキングで順位が低いからと言って人気がないわけではありません。私のイチオシのかなめもも、円盤の売り上げ枚数とpixivという話題性だけでは上位になれない指標で順位は低いですが、人気がないわけではないと信じていますし。
この順位に惑わされず、自分の好きな作品とその作品が好きな自分の感性を信じましょう。